ただし、下記に書いたのはあくまでも私が経験した中で気がついたことですので、他にもチェックすべきポイントがあるだろうと思います。また、LCDパネル本体に関わる情報はあまり十分に得られませんでしたので、多分に私の「推測」が含まれることはご承知おきください。
●電気的仕様の合致
- Videoチップから必要な信号が出ているか?
- その信号がマザーボード上で配線され、コネクタまで接続されているか?
- LCDケーブル上で必要な信号を通す配線がなされているか?
- 使用するLCDパネルの信号規格が合致しているか?
現在の主要な方式としてLVDSまたはeDP?
Single Channel(いわゆる1ch LVDS)またはDual Channel(2ch LVDS)?
eDPの場合は1レーンor2レーン? - LCDパネルのバックライトタイプは合っているか?(LEDまたはCCFL)
●物理的仕様の合致
- LCDパネルのサイズ
- ワイドタイプ(16:9)か、ノーマルタイプ(4:3)か
- コネクタタイプとピン数(最近のLEDバックライトのものVESA規格の40pinタイプが多い)
- コネクタの位置(LCDパネル端にあるものや、パネルの中ほどのもの、上側にあるものもある。最悪、LCDケーブルが届かない)
- LCDパネルの取り付けネジの位置(同じサイズ・規格のパネルならだいたい合っているのではないか?)
●BIOSレベルでのソフトウェア仕様の対応状況
- BIOSがEDIDを読んで、それに合う表示方法に対応できるか?
(場合によっては、BIOS起動の期間中は何も表示されないということがあるかも)
●OS(Windows)レベルでのソフトウェアの対応状況
- 必要なinfファイルが用意されているか?
- ドライバがEDIDを読んで、それに合う表示方法に対応できるか?
ちなみに私が成功したE430のHD+化では、電気的仕様の1ch LVDS→2ch LVDSとLCDケーブルでの配線状況がキモの部分でした。そのほかの条件については、幸い既にPC側で対応ができていたようですので、パネルをHD+に代えてもBIOS画面は完璧に表示されますし(表示範囲が小さくなったりはしない)、Windows側でも自動的に最適なドライバ設定がされました。
E430とE530では同じマザーボードだろうという推測が成り立ったことと、海外ではE530にHD+へのカスタマイズオプションがあったことなどから、E430でも上記のほとんどの条件はクリアしているだろうという予測ができましたので、それらが大きな後押しになり、実行に踏み切ることができました。
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