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2024年7月21日日曜日

Windowsのオーディオデバイス出てこない問題。強引に解決!、か?

骨伝導ヘッドフォンで有名なShokzのTitaniumヘッドセットを愛用していたのですが、2023年にノートPCを新調してしばらく経ってから、なぜか動作しなくなっていました。その解決方法を強引に見つけたので、いちおう情報共有しておきます。

「いちおう」と枕詞を付けたのは、原因を完全に解明できていないこととレジストリを強引に変更するという荒業を使ったので、誰にでも推奨できる方法ではないからです。なので、この方法を試す場合は「自己責任」でお願いします。この方法でどんなトラブルが発生しても、いっさい責任は持てません!

で、その方法とは、

  • レジストリエディタでHKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\MMDevices\Audio\Renderの直下にある各キー(各デバイス)を開いて、DeviceState値を変更する

という方法です。

私のケースでは、ShokzのTitaniumというBluetoothヘッドセットでの問題だったので、"Titanium"というキーワードで該当しそうなレジストリキーを推定した上で、上記のDeviceState値が怪しい値だったので、これを適当と思われる値に書き換えました。「怪しい値」と勝手に決めつけて、「適当と思われる値」を書くという、本当に「適当過ぎる」方法なので怖い方法であることは間違いないです。


問題が出ていた状態では、レジストリ中のDeviceState値に0x8000004のような値が入っていました。DeviceState値の正しい意味は調べがつかなかったのですが、ネット情報として見たのは、

  • 0x00000001のとき、そのオーディオデバイスは許可されている(使用可能)
  • 0x10000001のとき、そのオーディオデバイスは許可されていない(使用不可)

という情報です。上位の0x10000000部分が使用可/不可のフラグであるっぽいですし、この部分の数値が0x8000xxxxになっているのは問題を起こしていたTitaniumだけだったので、この値が怪しいと推測し使用可能な状態として0x00000001のような値を書いて直ったらラッキー!というくらいの浅い考えで進めています(要は、ダメもと)。

で、具体的にやったことは、このレジストリキーRenderの下の各キーについて、DeviceStateがこの怪しいそうな0x8000xxxxになっているものをすべて、0x1000xxxxに書き換えました。その後、念のためWindowsを再起動してから、おもむろにTitaniumをBluetoothで接続すると、オーディオデバイスとしてちゃんと認識するようになりました。


レジストリエディタで下のようにキーワードで当たりをつけておいてから、


下記のようにレジストリ値を変更しました(下記の例では、元の値が0x80000004だったので、これを0x00000004に変更)。



今回は、Bluetoothヘッドセットで起きた問題でしたが、おそらくBluetoothかどうは関係がないと推測しています。理由は、

  • Bluetoothデバイスとしてはちゃんとペアリングも認識もできていた
  • デバイスマネージャのBluetoothカテゴリでも、ちゃんと動作しているように見えた(もちろんBluetooth側ドライバもちゃんとインストール済)
  • 同じくデバイスマネージャの「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラ」カテゴリにもTitaniumがちゃんと入っていて、ドライバも動作しているように見えていた
  • PC内蔵のBluetoothホストを止めて、USB-Bluetoothドングルを使っても不具合は解消されなかった(つまり、Bluetooth側のドライバの問題ではなさそうと判断)
  • しかし、デバイスマネージャの「オーディオの入力および出力」カテゴリには、どうしても現れなかった(他のオーディオデバイスはちゃんと出ている)
  • Windows11のシステム設定→システム→サウンド→すべてのサウンドデバイスを開いてみても、ここに問題だったTitaniumが現れることはなかった(他のオーディオデバイスは問題なかった)
  • 別のPC(Windows10やWindows11)とTitaniumを使うのに問題は発生していない
  • 問題のPCとTitaniumとの組み合わせの場合でも、Windowsをリカバリ状態まで戻すと正常に動作した
  • ネットで検索すると、Bluetoothオーディオ機器に限った話ではなく、オーディオデバイスが見つからなくなるという不具合情報がちらほら散見された

といったことが挙げられます。

これらのことから、どうもWindowsのオーディオデバイスの管理上の問題があり、Windows Updateなどを繰り返すウチに不具合が出るようになった可能性が高いと踏んだわけです。


クドいですが、このような感じでやっていることなので技術的な裏付けがある訳ではありません。レジストリをいじるので、もし同じことをやってWindowsが起動しなくなっても責任は一切持てません。どうしても試したい人は、レジストリのバックアップだけでなく、システムバックアップ&リカバリの手段を用意したうえで、十分に時間があるときに行うようお願いします。

もしも、この方法で直ったという方がいらっしゃいましたら、何らかのコメントを残していただけませんか?「この方法で直った」という情報がある程度集約できたとすると、同様の問題でお困りの方の参考になるかも知れませんので。


2018年5月11日金曜日

WSL(Windows Subsystem for Linux)を入れてみたが・・・

これまで、cygwinやmingwで行ってきたプロジェクトがあります。
これが、WSL上でビルドできるようになれば便利なのではないかとインストールしてみましたが、、、

arm-linux-gnueabihf-gcc: No such file or directory

と怒られました。ちょっと調べて分かったことは、Windowsのcmd.exeとは異なり、".exe"まで付けないと実行ファイルを実行できないのが原因らしい。

この時点で、もうヤル気が萎えました。

が、なんとか気を取り直して、".exe"が無い本当のARMクロスコンパイラ(x86/x64 Linux用)をhttps://www.linaro.org/downloads/から取ってきて試してみました。すると今度は、

In file included from audio.c:3:0:
xxxxx.h:25:40: fatal error: ..¥TimeDef.h: No such file or directory
となりました。
元々Windows上で開発していたものなので、パス名区切りに¥(円マーク)を多用しておりますが、unix/Linuxの区切りである/(スラッシュ)に変えないといけないですね。Windows用にビルドされたARM-GCCやcygwin環境では、¥と/のどちらでもうまく処理してくれていたんだなと、いまさら実感しました。
このコードはこれからもgccとVisual Studioの両方でビルドできなければならないのですが、幸いVisual Studioの方はパス名区切りとしてスラッシュ/もうまく扱ってくれるようなので、全部のコードを/に統一しても良さそうです。

が、そこまでしてWSLに移行しなければならないものなのか・・・。冷静に考えてみると、これまでどおりcygwin/mingw環境でもよいのではないかと思いました。
という訳で、WSL熱はいったん終了です。

2018年4月20日金曜日

McAfee消したった!

半年前に購入したInspiron14 7472にバンドルされていたマカフィーのセキュリティソフトですが、せっかく1年間の使用権限が与えられているのですから期限が切れるまでは使い続けるつもりでしたが、アンインストールしました。

こちらのセキュリティソフトの比較サイト見る限りでは、Windows Defenderが特別性能が低くないようですし、マカフィーは2017年のある時期によっては偽陽性判定が高い時期もあり、専業企業のソフトだからと言って特別良いとも思えなかったです。
実際、このPCを仕事で使っていると、それまでずっと使ってきたARM用GCCコンパイラの実行ファイルが急にウィルス判定を食らってしまい、強制的に削除されてしまいました。おかげでビルドができなくなった原因の調査と復旧に何時間かが無駄になりました。
更にマカフィーがおかしいと思うのは、この削除対象となった実行ファイルのコピーはSSD内にいくつもあるのに、それらのファイルはウィルスとは判定されなかったことです。もちろん、WEB上のメタ検索エンジンにかけてみても、このファイルが怪しいと判定するセキュリティエンジンはありませんでした。この時点で、突発的に正常なファイルを異常と判定して勝手に消してしまったマカフィーには少し不審を抱く用になりました。

更に、マカフィーはメモリをたくさん使っているように感じました。
10年以上前とは違い、AVソフトに依るPCの実行パフォーマンス低下はあまり感じませんでしたが、タスクマネージャを見るとマカフィー関連のプロセスはかなり多く辟易としていました。特に、ブラウザタブを何個か+コマンドコンソール何個か+Visual Studioを立ち上げて半日ほど使うだけで、Windowsのコミット済みメモリが6.8Gとかかなり多いのが不満でした。物理メモリが8Gしかなく、休止状態もよく使うので、休止時にメモリの書き出しによるSSDの劣化も少し心配でした。

使用プロセス数が多いとはいえ、メモリ使用量増加の原因は必ずしもマカフィーが原因とは言い切れなかったのですが、試しにマカフィーを削除してみたところ、コミット済みメモリの量は1.5GByte程度減ったようです。ページングファイルがあるとはいえ、物理メモリが8GのPCでコミット済みが6.8G→5.3G程度に減ったのは、余裕ができて良かったと思います。

2017年10月18日水曜日

第8世代Inspiron14購入

Core-iが第8世代になったので、ノートPCを新調しました。DELLのInspiron 14です。しかし、誤爆だったかもしれません。

とは言っても、Inspiron自体が駄目な訳じゃないです。
今度のCPUはCore-i5ながら4コア8スレッド対応なので、購入したInspironもCore-i7ではなく、Core-i5 8250Uにしてみましたが、これまでのCore-i7 4710MQを積んだdynabook R73よりも少し速いくらいです(マルチコア対応アプリを動かしたとき)。それでいて15W、薄く、ファンも静かでよく出来ていると思います。

残念だったのは、cudaの開発環境が欲しくてノートなのに敢えてGPU付きを買ったのですが、なんとcuda toolkitはGeForce MX150に対応していないらしいじゃないですか!何てことですか。言われてみれば、MX150のベースとなっていると言われているGT1030もcuda-Enabledなデバイスリストに入っていませんね。バージョンアップで対応してくれたら良いのですが(なるべく早く!)

2017年10月16日月曜日

dism /Apply-imageでエラー5(アクセスが拒否されました)

第8世代のCore-i5ノート(DELL Inspiron 14)を買って、現在、環境整備中です。これまでのPCからファイルなどを移行するのに、いったん旧環境をdismでwimファイル化したうえで、新環境上でそのwimを展開、または、マウントしてファイルを整備しようとしていたところ、wimの展開・マウント処理でエラー5が出て先に進めませんでした。

調べてみると、WSL(Windows Subsystem for Linux)が入っている環境をdismで/Capture-imageすると、そのwimファイルは/Apply-imageや/Mount-wimできないことがあるそうです。

KB3179598

どうやら、旧環境でWSLをインストールしていて、これを/Capture-imageするとダメになることがあるらしいです。このwimファイルに対して何をしようとしても、ログファイルdism.logに次のファイルでのエラーログが記録されていました。

(マウント先ディレクトリ)\Users\ユーザー名\AppData\Local\lxss\rootfs\usr\share\perl\5.18.2\Pod\Checker.pm

名前から察するに、確かにWSLのルートfs上のファイルで何かエラーが起きているようです。

既に/Capture-imageし終わってwimファイルを作っているので、これをなんとか展開(か、マウント)できるようにしたい。しかし、dismのコマンドには特定のディレクトリやファイルのみを展開する機能はないし、問題となっているファイル・ディレクトリのみを削除する方法も用意されていないようです。
少しネットで調べると、7Zip(正確には7zFM=7-zip file manager)を使うと指定したファイル・ディレクトリを削除できるような書き込みを見つけましたが、実際にやってみると「読み込み専用です」というようなメッセージが出て削除できませんでした。どうも、wimファイルの内容を閲覧できても、7zFMでは内容の操作はできないようです。

諦めて、旧環境のキャプチャからやり直すつもりでいました。lxrun /uninstall /fullを実行するとWSLとルートFSがすべてアンインストールされるようなので、その後再度/Capture-imageからやり直そうと思っていたところ、wimlibというツールでwimファイルの内容を操作できるらしい情報を入手しました。
早速、https://wimlib.net/からダウンロードしてインストール、そして次のコマンドを実行して問題のディレクトリを削除してみました。

wimupdate.cmd イメージファイル名.wim --command="delete Users\(ユーザー名)\AppData\Local\lxss --recursive"

100GB以上もあるwimファイルなのに、数十秒で終わりました。本当に消えているのかどうかを7zFMで調べてみると、確かに問題のlxssディレクトリがありません。素晴らしい!

その後は、/Mount-imageも/Apply-imageもできるようになりました。これで、環境の移行作業が進められます。

2017年9月3日日曜日

Windows10で、Windows7付属の電卓を使う。

Windows10に付属している電卓は使いにくいと思います。特に、デスクトップPCとして使っている人にとっては、何よりあの巨大な表示は何とかならないものでしょうか。タブレットPCでの使用なら良いのでしょうけど。

という訳で、Windows7時代までの電卓アプリはまあまあ良かったな、あの頃に戻れないかなと思っていたら、同じようなことを考えている人はいるのですね。

http://winaero.com/download.php?view.1795

Windows8.1に入っているMicrosoft製の電卓アプリを抜き出して個別にインストールできるようにしたものらしいのですが、ライセンス的には大丈夫なのでしょうか・・・?取り敢えず、私個人はWindows8の正規ライセンスを有している(というか、このPC自体Windows8から10へのアップグレードです)ので、「使う権利はある」と解釈してインストールしてみました。事前にメタウィルス検索サイトにかけてみたところでは、ウィルスやマルウェアの類ではないようです。ただ、取り出したファイルにMicrosoftの署名が付いていないのが気にはなりますが・・・。

何でもかんでも、ストアアプリ化しようとする風潮には個人的に反対です。できるだけ、キーボードショートカットを使いたい方なので。Windowsのシステム設定なんかも、Creators Updateで少しストアアプリ化が進行してきたので、目的の設定項目を探すのに手間が増えているような気がします。また、ALT+←キーやBSキーで直前の設定ページに戻れないのもちょっと気に入らないですね。

2017年8月22日火曜日

Windows Defender、ちょっとおかしい?

何かやらかしているのでしょうか?>MS。

今日、会社のWEBサーバで公開しているツールをダウンロードすると、ウィルスと判定されました。改竄の形跡は見当たらなかったです。ローカルディスク上のイメージと一致してますし、リポジトリのものとも相違ありませんでした。
それに、ウィルスのメタ検索サイトを使ってみましたが、どのエンジンでもウィルスと判定はされませんでした。Windows10付属のDefenderだけがウィルスだ、ウィルスだと騒いでいるように見えます。

と思った矢先、別のフリーソフトをVectorからダウンロードすると、これもウィルスと反応しました。
こちらは私が作ったものではなく本当にウィルスの可能性も有りうるので、慎重にダウンロードしてから、再度メタ検索サイトでウィルス判定をしてみました。結果は、シロでした。やはり、Windows Defenderだけがウィルスと言ってます。

どうしちゃったんでしょうか?
とりあえず、MSには報告してみました。明日のパターンファイルで直っていると嬉しいんですが。

2017年8月19日土曜日

Windowsのバックアップ機能に関する備忘録

Windowsには、ファイル履歴、Windowsバックアップ、システムイメージの作成の3種類のバックアップ方法がある。
それらの違いについてちょっと調べてみたけれどすぐに忘れてしまいそうなので(というか、きっと忘れる)、メモを残しておく。間違っているかもしれないけれど。

  • ファイル履歴
    基本的には単純なファイルコピー。指定ドライブのFileHistoryディレクトリにコピーされる。ファイル名の末尾にタイムスタンプが付加されるので古いファイルも残せて、このFileHistoryディレクトリをどこかにコピーしておけば最悪の場合でもユーザーファイルを取り出すことは容易(単なるコピーなので)
  • Windowsバックアップ
    ユーザーファイル(ライブラリおよび個人フォルダー)と、システムイメージの両方をバックアップでき、履歴も残せる。
    ユーザーファイルは、指定ドライブのルートディレクトリにそのPCに付けた「名前」のディレクトリを作成し、その中にzip形式として保存される。ディレクトリ単位で適当なサイズに分割されるようだ。差分ファイルは、日時を元にした新しいディレクトリに、変更されたファイルのあるディレクトリ毎、やはりzipファイルに保存される。zipファイルから直接バックアップファイルを取り出すこともできそうだ。
    一方、システムイメージの方は、「システムイメージの作成」と同様に、指定ドライブのWindowsImageBackupというディレクトリ内にVHD形式でパーティション単位で保存されているようだ。ユーザーファイルとは別ディレクトリになっているのがややこしいところ。
  • システムイメージの作成
    上で書いたように、指定ドライブのWindowsImageBackupというシステムディレクトリの中に、パーティション単位でVHD形式で保存される。


これらの機能は正常に動作している限りは非常に頼もしい機能なのだけれど、経験上、よく分からないエラーが出てバックアップが出来なかったり、復元ができないことがある。そして、ネットで検索しても、これといった解決策が見つからないか、やってみても全く解決しないことが多いように思う。
そこで、トラブって復元できないとき、上記のまとめを利用して少しでも多くのファイル・環境を復元する方法を考えてみる。

まず、「ファイル履歴」については、単純なファイルコピーなので個々のファイルを取り出すのは難しくない。ただし、ファイル名の末尾についた日付・時間を取り除くのは厄介だ。一つ二つのファイルなら良いのだが・・・。

「Windowsバックアップ」でファイルだけ取り出したいのであれば、zipファイルを順次展開すれば良いと思う。何処に入っているのかを探すのは大変かもしれないが、zipファイル内にはフルパスで記録されてるので、とりあえずzipファイルをまとめて適当な作業ディレクトリに解凍してから必要なファイルを探すのが良さそう。コマンドプロンプト上で、7z.exeにワイルドカードを渡せばまとめて展開してくれるようだ。

「Windowsバックアップ」のシステムイメージと、「システムイメージの作成」で作成したシステムイメージはVHD形式なので、とりあえずマウントすれば中のファイルを取り出すのは容易。
一方、ファイルだけでなく起動環境として復元したいがWindowsの復元機能ではエラーが出てどうしようもない場合はどうすればよいのか?基本的にはVHDの中身をまるごと所定のパーティションにクローンできればよい。あとは、起動パーティションやBCDを調整or再生成すれば起動環境としてほぼ復元できるはずだけれど、これがなかなかややこしい(というか、Windowsの起動の仕組みをよく理解しないと難しい)。まず、VHDの中身をそのまま物理ディスク(上のパーティション)に直接クローンする方法が見つからなかった。EASEUSとか使えばできるのかな?
VHDを物理ディスクにクローンする別の方法としては、マウントしてからVHD仮想ディスクに対してdismの/Capture-Imageを使っていったんwim形式にキャプチャする。そのwimを今度はdismの/Apply-Imageを使って物理ディスクに展開する方法がある。実際、DELLのPCがおかしくなったときはこの方法で復旧させたことがある。しかし、この方法はいかんせん時間がかかる。dismが遅すぎるのです。wim形式ファイルとdismは、WindowsのインストールやPCメーカーの出荷時イメージの復元に使われている(と思われる)ことが多いという点で動作が安定していて、まさに「神ツール」だと思うのですが・・・・。

2017年5月25日木曜日

Windowsのゴミ箱に本当の「ゴミ」が見つかった

Windowsのゴミ箱に、「ごみ箱」フォルダにも表示されず、ディスククリーンアップでも削除されず、chkdskでもエラーと検出されないファイル・フォルダが存在しうることが分かりました。
今回見つけたケースでは、ごみ箱から完全削除しようとしたはずの約100GByteのフォルダ・ファイルがごみ箱フォルダ($RECYCLE.BINフォルダ)の下で埋もれてしまい、通常の方法では表示することも削除することも出来ず、無駄にディスク容量を消費していたという事例です。

実際にこのようなことが起きうるのは、

  • ごみ箱に入れたファイルを完全削除する途中で、エクスプローラがクラッシュしたとき
というレアケースではあるのですが、さすがに100GByteもの容量を無駄にはできないので、その領域を回復する方法を調べてみました。

ポイントは、ごみ箱($RECYCLE.BIN)フォルダ内でのごみファイルの管理方法です。
'$I'で始まるファイルは、ごみ箱にいれたファイル・フォルダのインデックスファイル(元のファイル名・場所、および、ファイル時刻などを記録している)のようです。そして、'$R'で始まるファイルは、ごみ箱に入れたファイル・フォルダの本体のようです。
エクスプローラから見ている仮想的な「ごみ箱」フォルダでは、この$Iインデックスファイルの一覧を表示しているようですが、上のように「完全削除」の途中でエクスプローラがクラッシュした場合、'$I'インデックスファイルだけが削除されて、本体の'$R'ファイル・フォルダは削除されずに残っていることがあります。このとき、'$R'ファイルは「ごみ箱」内のファイルとしては見えませんので、削除されないままずっとディスク上に居座ってしまっていました。
そして、このファイルはディスククリーンアップでも見つけてくれない(クリーンアップ自体も$Iファイルしか見ていない?)し、chkdskでもエラーとはならない($Rファイル・フォルダは、ファイルシステム上では完全な状態なのでエラーにならないのは当たり前ですが)のが、困ったところです。

ここまで分かれば、修正は簡単です。
インデックスファイルと本体は一対になっているはずですから、$R+識別子.拡張子と同じ識別子・拡張子を持つ$I+識別子.拡張子というファイルが存在しなければ、そのファイルはごみ箱の中で捨てることができない本当の「ゴミ」になっています。実際、今回見つけたケースでは完全削除しようとしていた約100GByteのフォルダが$R+識別子の名前で見つかりましたので、そのフォルダを削除したところ、解放されるはずだったディスク容量が本当に解放されて空き容量が増えました。
もちろん、この操作はエクスプローラからはできませんので、コマンドプロンプトで実行しました。

2016年11月25日金曜日

Windows Defenderって

mbox形式のままのメールファイルに添付されているウィルスは検出してくれないんだなぁ。がっかりというか、びっくりというか・・・

でも、そんなものなのかも知れないな。mboxって基本的にそれ自体実行可能なファイルじゃないし、普通はメーラに読み込んで添付ファイルとして取り出さなければ、そんなに危険じゃないし。

2016年8月27日土曜日

Windowsタスクトレイの時計が黒くなったら・・・

正確にはいつからかは覚えていませんが、Windows10のAnniversary Updateをした前後から、Windowsのタスクトレイ(正確には「通知領域」というそうですが)にデフォルトで入っている時計の文字が黒色になっていました。黒だとかなり見にくいですね。

さて、設定をいろいろ探してみても、この時計の文字色を設定する項目がどこにもありませんでした。これを直す一番簡単な方法は、Windowsのテーマを変えることです。きっと、レジストリかどこかに個別に設定項目があるのでしょうか、時間をかけて探すことまではしませんでした。

ネットで探すと、Windows8でも同様の現象が出ている人がいたようですが、私のところではWindows7->8->10と何台も触ってきて、10で初めてみました。また、何台も使っているPCのなかでも1台だけで起きましたので、レアケースなんでしょうね。

2016年8月8日月曜日

dynabook R73にWindows10 Anniversary update(1607)を適用

新しいもの好きなので、Windows10のAnniversary Update(1607)をdynabook R73にインストールしてみました。

インストール自体は1時間くらいかかったでしょうか。その間、別のことをしてたので時間はあまり気になりませんでした。
インストールした結果、特に問題は出ていません。特に使い勝手に差も感じませんね。私の場合、Cortanaは使わないし、スタートメニューも積極的には使っていないので何も変わっていないように感じられます。細かい違いとして気づいた(けど、大差ない)のは、

  1. アクションセンターのアイコンがタスクバーの一番右端に移動した。
  2. Microsoft Defenderのアイコンが変わった。
  3. 「ユーザーアカウント制御」のダイアログデザインが少し変わった。
これくらいでしょうか。

それと、インストール時に表示されるあのメッセージを見るたびに、Microsoftさんは大丈夫なのかなぁと思ってしまいます。


○「ファイルはそのまま元の場所にあります」

これ、敢えて言葉にして言わなければいけないでしょうか?邪推すれば、こうでも言っておかないと、ユーザーは「ファイルが消えてしまうんじゃないか」「どこかへ行ってしまうんじゃないか」と心配しているということなんでしょう。つまり、過去にそういうことがあったと・・・。

○「気に入らなければ、簡単に元に戻すことができます」

これは日本人向けの「謙遜」なんでしょうか。アメリカ人なら「いいものができたからぜひ使ってみてくれ。きっと気にいると思うよ」というべきなのでは。
やはり、これも邪推すれば、Microsoftも今のWindowsのUIに自信がないというか、変更しすぎという自覚があるせいなのではないだろうか。ま、私はタブレットではなく、デスクトップ環境でしか使わないし、その中でも特にキーボード操作を重視する方だから、Windows8以降のスタートメニューの変化やストアアプリ化への懸念を抱いているから、余計にそう思うのだろうけど。Windowsはデスクトップ環境でこそその価値を活かせるものと思っているので、タブレット向けのタッチ操作偏重になり過ぎないように期待したいところです。
それにしても、元に戻せることは選択肢を残すという意味では良いかもしれないけれど、そのために20GB超のWindows.oldフォルダを残されるのも、ちょっとイヤな気がします。

2016年8月7日日曜日

SP960GBSS3S55S25でプチフリか?

SSDも安くなってきたので、960GBのものを追加購入しました。Silicon PowerのSP960GBSS3S55S25です。

本当は、256GBのSSDがぎりぎりいっぱいになってきた職場のデスクトップ機用だったのですが、その職場PCではクローンがうまくいかなかったので、何故かこのdynabook R73の480GB SSDをこの960GB SSDにクローンして使っています。あまった480GBを職場PC用に玉突きする予定。

ところが、このR73はどうもプチフリを起こしている模様。使っていると時折(というか頻繁に)ディスクアクセスLEDが点いたままになって、この間、アプリは動いているようなものの、ディスクをアクセスするようなこと(新しいアプリの起動とか、エクスプローラとか)をすると、起動せずに固まってしまう。30秒くらいすると、それらが急にまとめて起動して動き出すという感じ。
このR73との相性が悪いのか、クリーンインストールせずにクローンしたのがいけなかったのか原因は分からずじまいですが、とりあえず下記の方法で解決したみたいです。

  • Intel Rapid Storage Technologyドライバをインストール
これで、しばらく様子見です。



2016年8月6日土曜日

reagentcでエラー70が出たら・・・

ReAgentc /enableを実行した時、エラー70というのが出ました。
このエラーの解決方法は、リカバリイメージの入ったパーティションの容量を一旦空けてからこのコマンドを再実行するという方法が有効でした。

せっかくエラーコードが出ているのだから、その意味を公開してくれないもんでしょうか・・・マイクロソフトさん。と思って調べてみると、もしかしてこの70という数値は16進数なのかも。


2016年7月31日日曜日

dynabook R73画面の明るさ調整が利かない問題

dynabook R73を使ってきて、困るというほどのことでもないのだけれど、何でだよーと思うことの一つは、
画面の明るさ調整ができなくなることがちょいちょい起こることです。


  • FN+F6/F7で明るさが変わるはずが変わらない。
  • その操作をした時に、画面上に明るさのレベルを表すメータは出て、そのメータは上がったり下がったりしている。なので、東芝のユーティリティ(ドライバ?)が入っていないorおかしくなった?というわけではなさそう。
  • Windowsの電源設定にあるスライダーを動かしても、やっぱり明るさは変わらない。
  • Windowsを再起動すると直る。しかし、しばらく使っていると変わらなくなる。
こんな感じです。
Windows10にしてからこの現象に気づいたので、Windowsのせいかなーと思っていましたが、もしかするとWindows8の頃にもあったのかもしれません。

それに、今日こんな書き込みを見つけました。
機種は違いますが、こうなるとWindowsのせいというよりも、PC側の問題という気がしてきます。やっぱりなー、TOSHIBAさん、またですか、そんな残念な印象です。
非常に細かい部分なんですが、こういうところは日本のメーカーさんにはしっかりやってもらいたいです。言い換えると、海外メーカや中華製だったら、「残念な印象」というよりも、安物だからそんなもんという「諦め感」で終わるのだろうと思いました。

2016年3月20日日曜日

Windows.oldが削除できないとき

Windows10にアップグレード後、1ヶ月経過してもWindows.oldが削除されなかったので調べてみました。

私の環境では、唯一、次のファイルが残っていました。

 intcDAud.sys

当初、これがどうしても消せなかったです。
消そうとすると、「Systemの許可が要る」とか何とかのエラーメッセージが出ていましたので、ファイルやフォルダ(Windows.old)以下全部の所有者や権限(=フルコントロール)を変えてみたのですが、結局消えなかったです。

しかし、次の操作でようやく消すことができました。


  1. デバイスマネージャで「インテル(R)ディスプレイ用オーディオ」を、削除する。しかし、「ドライバーのソフトウェアを削除」はしない。
  2. この段階でWindows.oldが削除できるはず。必要に応じて所有者や権限を設定してください(私は、先に権限をいじりまくっていたので、元のままで消せるかどうかもうわからないです)
  3. デバイスマネージャで「ハードウェアの更新スキャン」を実行する。先ほど1で消したドライバは復活しているはずです。

2016年1月1日金曜日

ランチャーアプリ bluewind

昨年末に、インデックス検索、止めましたと書きました。これを止める代わりにUltraSearchを使い始めたことも書きましたが、UltraSearchも私の主たる使用目的である"キーボード入力によるアプリの検索&起動"を目的とした場合は、少し使い勝手が悪かったです。

そこで、いわゆる「ランチャー」アプリを初めて使ってみることにしました。

いろいろ調べて取り敢えず試し初めて見たのは、bluewindというフリーソフトです。

当然のことながら、使用するアプリを登録する手間は必要なのですが、キーボード操作だけでアプリ検索と起動が完結できる点が、私の使い方に合っています。しばらく試用してみたいと考えています。

2015年12月7日月曜日

インデックス検索、止めました。

巷で言われているように、Windowsでのインデックス検索機能は確かにインデックス作成に時間と負荷がかかるものの、それは一過性ものであって、機能自体はそれなりに使えるので使ってきたのですが、Windows10になってから操作性も安定性も悪くなったと思うので使うのは止めることにしました。

  • 検索できないものがある。スタートメニューに追加したショートカットなどが何故か検索されない(検索対象になっていない?)
  • 検索結果が出るまで遅い。インデックスを作成しているのならもっと早く出てほしい。いや、Windows8まではもっと早く出ていた。
  • インデックス作成は完了しているのに、なぜか「検索結果は正確ではない可能性があります」という表示が出る。そんな言い訳がなぜ必要なのか?
  • PC内検索と、Web検索と統合されて、同時に検索されているようだが、そんなことは必要としていない。PC内にあるはずだと思って検索する、あるいは、Web上の情報を検索する、そう区別して使いたい。
  • スタートメニューに統合したのは良くなかったのでは?
    検索結果が出るまでに時間がかかりそうだから他のことをしようとすると、スタートメニューが閉じて検索が打ち切られてしまう。
  • 短い検索ワードで検索すると、大量のファイルがヒットするが、そこから目的のファイルを探すのが難しいときがある。また、検索結果から更に絞り込むことができない(知らないだけ?)。
  • インデックス検索サービスがエラーで落ちることが多くなった。エラーで落ちるとインデックス検索のやり直しになってしまい、またしばらく検索できない期間が出る。
    サービスのエラーはWindows8のころでもときどき発生していたようだけど、Windows10になってからは頻繁に起きるようになった。
  • 検索対象ドライブのファイル数はそんなに増えていないはずなのだけれど、なぜかインデックスデータベースファイルのサイズが大きくなったような・・・(以前3~4GByte。最近は8GByte超)
特に、インデックス検索サービスのエラーが使うのを止めることにした最大の理由。たびたび発生していては使いものにならないですから。

確かに、ファイルの中身までインデックス化して検索してくれる機能は便利と言えば便利なのだけれど、↑に書いたように短いキーワードで検索したときに必要以上に大量のファイルがヒットすると、目的のファイルが探しにくい/見つけられないときがあります。
実際のところ、ファイルの中身ではなく、ファイル名で検索したいことの方が多いので、私にとってこれは過剰な機能であることにようやく気が付きました。

というわけで、インデックス検索に代わる検索が必要になりました。ファイル名だけで検索ができるという意味では、Everythingかなぁと思っていたら、UltraSearchというフリーソフトもあることを知りました。こちらはEverythingと違い常駐しないし、その都度MFTをスキャンする方式という点が気に入りました。検索速度は気になりましたけど、SSDにいれたシステムドライブ+データ(約250GB)を検索するだけなら数秒程度なので全然問題ありませんでした。しばらくは、これを使ってみることにしました。

2015年8月26日水曜日

Windows10の仮想デスクトップ機能

遂に待望の機能が追加されました!

いろんなアプリを同時に起動したり、割り込みの仕事が入った時に操作が混同しないためにも、仮想デスクトップ環境が必要でした。これまでは、VirtualDemensionのようなフリーソフトを使って来ましたが、やはり"後付け"の機能なのでうまく動かなかったり、ウィンドウがどこかに行ってしまったり(デスクトップ切り替えで裏デスクトップにあるウィンドウが消えたままになったり)することがありました。
その点では、Windows自体が(やっと)仮想デスクトップ機能を持ってくれたことで、その辺の不安定さはなく動いていることは嬉しいです。

しかし、この仮想デスクトップ機能はある意味、中途半端だなぁと思います。まず、
  • 新しいデスクトップを用意するには、Windows+CTRL+Dキーという隠しコマンド的操作をしなければならない。
という点。こんなの知らなければ分かりませんね。どうして、デスクトップやタスクバーからのマウスorタッチ操作で、この機能が見つけられるようにしなかったのでしょう。

それから、
  • Windows+CTRL+矢印キーで仮想デスクトップ切り替えというのも知らなければ分からない。
これも、どうしてマウスorタッチで切り替えができない仕様なのか理解に苦しみます。
まあ、私はショートカット/ホットキー操作を積極的に使う方なので、一度覚えてしまえば何てことはないのですが、「隠し機能」的な操作になっている点が解せないです。せっかくの良い機能なのに・・・。

更に言わせてもらえれば、いくつか作った仮想デスクトップをキー操作一発で切り替えできるようなホットキーの定義ができたらと思うのはわがままでしょうか。

2015年8月12日水曜日

Windows10のハマりポイント(POPFile)

Windows8.1からWindows10にアップグレードしたPCで、POPFileが動いていないことに気がつきました。調べてみると、POPFile関連の環境変数(POPFILE_ROOTなど)が8.3名(DOS名、短縮形式)ではなく、ロングファイル名に変換された結果、パス名にスペース文字が含まれていることが問題となっているようです。

そこで、システムの詳細設定から環境変数を変更してみます。
事前にコマンドプロンプトでdir /xを実行するなどして、"Program Files (x86)"フォルダの8.3名を調べておきます。私のPCでは、"PROGRA~2"となっていましたので、環境変数のPOPFILE_ROOTを"c:¥PROGRA~2¥POPFile"のように変更します。その後、POPFile.exeを直接実行してみると、ちゃんと起動できていました。タスクマネージャにも、ちゃんとプロセスが起動していますし、POPFileコントロールセンターも表示できていました。

しかし、です。Windowsを再起動すると、やはりPOPFileは起動しません。もう一度、環境変数を確認してみると、先ほど8.3名に変更したはずなのに、元のロングファイル名に戻っています。何か操作ミスをやらかしたのかと思い、再度環境変数を書き換えてテストするとちゃんとPOPFileが起動するものの、やはり再起動とか、環境変数の設定ダイアログを開いたりすると、何かの拍子に元に戻されてしまいます。

仕方が無いので、POPFile自体を空白文字を含まないパスにインストールし直すことにしました。
一旦、POPFileをアンインストールし、再度インストールします。新しくインストールするときは、デフォルトのインストール先ではなく、スペースを含まないパスを指定してインストールします。ちなみに、私は、"c:¥ProgramFiles(x86)¥POPFile"(←空白を消している)にインストールしました。
これまでの学習データや設定はそのまま残るようなので、再インストールすると自動的に読み込まれて、以前と同じ状態で使えるようになりました。