2022年10月28日金曜日

AnyDeskからRustDeskへ

 最近RustDeskを知ったので、AnyDeskからRustDeskに移行してみました。


RustDeskの方が後発(だと思う)ですが、これ、完全にAnyDeskを意識していますね。すごく似たような表示だし、ほとんど同じように使えます。

比較表を作ってみました。ただし、Windows版での動作評価限定です。LinuxやAndroid版は使っていないので、詳しくは知りません。

比較項目AnyDeskRustDesk
インストール必要?インストール無しで使用可インストール無しで使用可
UAC操作(※3)対応(要インストール)対応(要インストール)
特権レベルウィンドウの操作(※4)可(要インストール)可(要インストール)
接続の簡単さ数桁のIDを入力数桁のIDを入力
無人接続可(パスワード設定後)可(パスワード設定後)
画像のきれいさまずまずやや粗い
表示ラグ少ないやや遅れる
ファイル転送
クリップボード共有
音声再生
チャット機能
英語←→日本語切替
(IME操作)
難ありALT+漢字キー
または
変換キー
CTRL+ALT+DEL対応対応対応
デスクトップLock対応対応対応
TLS対応対応
自前サーバ対応(※1)不可
マルチディスプレイ対応(※2)不可不可
商用利用有償制限なし
目立った不具合ローカルPC側でまれにWindowsキー、SHIFT/CTRLキーが使えなくなるアンダースコア"_"入力不可

※1:サーバとは、ホールパンチング処理と接続先の管理を行うものでRustDeskでは自前のPCをサーバにすることで、反応速度とセキュリティを向上させることが可能なようです。
サーバを自前で建てなくても使用可。その場合は、どこかのサーバを経由して接続管理がされるようです。
AnyDeskの方は、ベンダーのサーバを使うのでしょうか。詳しくはよく分かりませんが、画面共有開始時のホールパンチングにインターネット上のサーバにいったん接続することは確実だと思われます。

※2:「マルチディスプレイ対応」とは、リモート側PCがマルチディスプレイ構成のときにそれぞれのディスプレイ(デスクトップ)の内容を、ローカルPC上で表示・共有できるか?という意味です。残念ながら、リモート側PCのプライマリディスプレイの内容しか、こちら側で表示・操作できないようでした。(セカンダリディスプレイを表示・操作できる方法があれば教えてください)

※3:リモート側でUACが入る操作(アプリのインストールなど)を行った時に、操作ができるかどうか?ということです。AnyDesk/RustDesk共にインストールしておけば、UAC操作になってもちゃんと遠隔操作できます。(特権レベルで実行されるサービスとしてインストールされる模様)
インストールしていない場合は、リモートがUACになった途端、こちらから操作できなくなるので注意。

※4:AnyDesk/RustDesk共、インストールなしで起動している場合は、リモート側で特権レベルで実行されているアプリはこちら側から操作できません。Windowsタスクマネージャがその一例です。タスクマネージャを起動することはできますが、そのウィンドウ内を走査してタブを切り替えるといった操作ができません。
AnyDesk/RustDeskをインストールしておけば、UAC同様、問題なく操作できます。


不具合については、AnyDeskはWindowsキーや、SHIFT/CTRL/ALTキーがAnyDeskにキャプチャされてしまうことがあるので、ローカルPC側でWindowsキーを押してもSTARTメニューが開けなかったり、英文字入力がすべて大文字(SHIFTキー押しっぱなし?)になることがありました。

特に、AnyDeskでリモートに接続しようとしている最中に、Windows+CTRL+←(または→)操作で仮想デスクトップを切り替えると、必ずWindowsキーがキャプチャされたままになって、STARTメニューが開けません。また、同じ操作で別の仮想デスクトップ画面に切り替えることも出来なくなります。
これを解消するには、タスクトレイにあるAnyDeskを強制KILLすることです。これで再びWindowsキーが使えるようになります。
同じWindowsキー絡みでは、リモートPC側でWindowsキーを押すと、リモート側だけでなく、ローカルPC側でも同時にSTARTメニューが開いたり閉じたりすることがあります。これも、キー操作のキャプチャ処理がリモート側なのかローカルPC側なのかがおかしくなっているものと推測されます。

更にAnyDeskの話ですが、IMEに日本語・英語切り替えがダメです。リモート側で日本語入力しようとして漢字キーを押すと、リモート側で日本語モードになると同時に、ローカル側も日本語モードになってしまうので、とてつもなく入力しにくいです。マウスでタスクトレイをクリックして日本語・英語切り替えすれば回避できますが、いちいちマウスでクリックする人はほとんどいないでしょう。
この問題を解決するAnyDesk-IME-Off-controlという便利なツールを作ってくれている人がおられて、これを使うと少し幸せになれます。なぜ「少し」だけなのかは、このツールを使っていても、やっぱりリモート/ローカルで同時に日本語モードになってしまうことがあったからです。理由や再現方法ははっきりしませんが、何かを契機にして比較的頻繁にそういう現象が起き始めます。

RustDeskの致命的な不具合は、リモート側にアンダースコア"_"が入力できないことです(バージョン1.1.9で確認)。これは、githubでも不具合報告されています。回避策は、日本語モードにして「した」を変換する方法があります。他には、クリップボードに"_"をコピーして貼り付ける方法があります(が、面倒過ぎるので、早く直してほしい)。

RuskDeskもWindowsキーを押しっぱなし(キャプチャしっぱなし)問題が発生することがありますが、現象は少し違っていて、こちらは比較的軽微な問題です。リモート側で何かキー操作(例えば「1」を入力)をしようとすると、同時にその操作がローカルPC側でも「Windows+1キー」と認識されてしまうことがあります。つまり、リモートPCには「1」が入力され、同時にローカルPC側ではMS-Edgeが起動(タスクバーにピン止めしている1番目のアプリが起動)することがあります。
こちらも、不具合のきっかけは、仮想デスクトップの切り替え操作(Windows+CTRL+←)と関係がありそうです。そういう操作をしない人は、この問題は出ないのかも知れません。
解決方法は、リモート側とローカルPC側の両方で、落ち着いてWindowsキーを1回しっかりと押すことです。これでキー入力の異常なキャプチャ状態が解消されるようです。

2022年10月18日火曜日

DSG トランスミッションエラー

 パサートヴァリアントB8ですが、このモデルは先代までのDSG不具合は払拭されていると思っています。しかし、先日2022/10/16に突然「トランスミッションエラー」と表示されました。いつ、どのように発生したのか、あとで見つけられるよう、備忘録として残す。


周りにまったく車が居なくてよかった。土手沿いの道で、他に走る車も人も皆無でした。

加速の途中だったと思います。たぶん、3速→4速か4速→5速にシフトアップするときだと思います。加速中のはずなのに、一瞬、軽く減速Gを感じました。その瞬間、「ポーン」という音とともに、インジケータに「トランスミッションエラー」と出ました。

後から思うと、もしかすると4速→5速とシフトアップするはずが、4速→3速にミスったのではないかと。推測ですが。でも、エンジンは唸ってなかったから、違うかなぁ。

「トランスミッションエラー」表示に続いて、「ACCは使用できません」、更に、「ブレーキを踏んで下さい」が繰り返し出ました。その後も少しの時間はアクセルを踏み続けていたと思いますが、車の挙動自体は特に異常は無かったです。ガリッ、ゴリッというような異音がしたり、ガタガタ震えるようなこともありませんでした。ただ、アクセルを踏み続けた割には、加速はしていなかったような。。。でも、空ぶかしにはなっていなかったです。


うわぁ、ついに来たっ!DSG載せ替えかっ!と思いました。とりあえず、周りに車は居なかったので、その場で車を停めました。止まった段階では、黄色の!ランプが表示されたままでまだ異常を示している状態でした。そこから、一旦ギアをPに戻すと、その時点で異常ランプは消えました。えっ!、直ったのかな・・・と。


後ろから車が来ていないことを確認しつつ、おもむろにDレンジに入れ、異常ランプが点かないことを確認して、再発進しました。またいつ起きるかと恐る恐るでしたが、その後は現象は起きませんでした。

その後、100km以上走りましたが、特に何ともありません。今まで通りです。何だったんだろう?


「トランスミッションエラー」表示は、何年か前に1度だけ発生したことがあります。その時もたぶん加速中だっと思いますが、エラー表示は一瞬だけだったと記憶しています。

加速中、いきなり「ポーン」と警告音がなったので、メータに目をやるとその瞬間に「トランスミッションエラー」の表示は消えましたが、目の中に残った瞬間の残像で何とかエラーの文字が読めた、というくらい一瞬の表示でした。

前回起きたのはもう何年も前で、走行距離もまだ3~4万kmくらいの頃だったので、DSGに不具合を抱えているというよりは、何かの悪いタイミングでエラーが出ただけと思っていました。

しかし、走行距離が20万kmを超えた今、色んなところにガタが出始めている可能性も否定しきれず、その一つがDSGなのだろうか?もしそうならDSG載せ替え=修理費数10万円コース?と思うと、戦々恐々とします。

しばらくの間、高速道路に乗るのは少し控えるべきかなぁ。