2014年11月30日日曜日

Windowsのシステムイメージバックアップは信用できないので・・・

Paragon Backup & Recovery 2014 Freeを使うことにしました。

Windows 8が標準で持っているシステムイメージバックアップを初めて使った時は、「これはなかなかいい。しかもMicrosoft謹製だし安心だ」と思っていました。が、Windows8もいろいろとアップデートを重ねるとどうも挙動がおかしくなるようです。

あるデスクトップPCでは、バックアップはできるものの、リカバリーでエラーとなります。リカバリーの最初のステップで「このバックアップイメージは正常です。リカバリできます」のようなメッセージがでるものの、リカバリーを進めると最後の最後、プログレスが100%になる直前くらいでエラーとなり、システムのあるパーティションが未フォーマットのまま放置されます。かなり時間をかけて待ったあとなので、かなりイラッとします。

別のノートPCでは、バックアップそのものができません。バックアップの最初の方、システムパーティションのバックアップ段階でエラーが出て止まります。そのときのエラーコードはもう忘れてしまいましたが、そのエラーコードやイベントログを見て調べても、原因に辿りつけなかったです。

システムが不具合を起こしたときの最後の砦であるバックアップなのに、そのバックアップに信用ができないなんて、とても不安です。
最初のデスクトップ機ではリカバリーには失敗するものの、せめてもの救いとなっているのは、システムイメージは仮想ディスクとしてマウントできるのでファイルを取り出すことができること、またTODO Backupのようなツールを使用して、マウントした仮想ディスクを物理ディスクにクローンでき、(多少の調整を経て)元の起動状態に戻せることです。

さて、ディスクバックアップ&クローンで有名なフリーソフトといえばTODO Backupが良く知られ、実際しばらく使っていましたが、某国製であり、トロイの木馬と言われる妙な常駐サービスをインストールされることに辟易としていました。そこで目をつけたのが、Paragonです。

ただし、Paragonも使い方に少し気をつけなければならないようです。
起動すると、このような画面が表示されますが、
このとき、左上の「Backup to Virtual Disk」を選んで作成したバックアップイメージ(拡張子,pbf)は、起動ディスクから起動したLinuxのリカバリ環境からはリカバリできない、ということです。リカバリしようとして.pbfファイルを指定すると、不正なバックアップイメージと言われてリカバリできませんでした。
ただし、ブートディスクからの起動ではなく、Windows環境からのこのParagonソフト自体ではバックアップイメージを認識できるようですが、ブートできなくなった時に使いたいのですから、ちょっと意味がありません。

代わりに、画面左側2列目の「BACKUP&RECOVERY」「SWITCH TO FULL SCALE LAUNCHER」というのを選んでバックアップを行うと、先ほどとは違い、拡張子.pbeというバックアップイメージが作成されました。こちらだとCDやUSBからブートしたリカバリ環境からリカバリをうまくできました。

ちなみに、USBメモリのリカバリ環境は、このParagonをインストールしたフォルダにあるisoイメージの内容をそのままUSBメモリにコピーしただけのものです。このisoイメージは、

C:\Program Files\Paragon Software\Backup and Recovery 2014 Free\iso\bootcd_x64.iso

にありました。UEFIブートでは、EFIディレクトリ以下のディレクトリ構造すべてと、そのほかブートに必要なファイルをFAT32でフォーマットしたUSBメモリにコピーするだけでよいので、非常に楽ですね。MBRのようにマスターブートレコードにイメージを書き込む必要がないですから。

2014年10月29日水曜日

Windows8.1 休止状態から復帰しない問題・・・遂に解決か!?

過去に、こちらこちらで書き込みしたように、Windows8/8.1で休止状態にしたあと、電源を入れても復帰しない現象が、新しく購入したDynabook R73でも発生していました。その解決策が、遂に見つかったようです(ような気がします)。
その解決策とは、

  • 仮想メモリを「なし」にしない
というもの。

この問題は、これまでThinkPad Edge E430→LIFEBOOK WS2/M(SH90/M)→Dynabook R73とすべてのノートPCで発生してきました。なので、ハードウェアの問題というよりも、ソフトウェア的な問題、特にWindows8の何か潜在的な問題なのだろうと思ってきました。

しかし、職場で使っているデスクトップPCではなぜか一度も発生したことがなかったです。ノート<-->デスクトップで何か大きなハードウェア的な差があるせいかなぁと勝手に思い込んでおりましたが、ノートPCでは仮想メモリを「なし」に設定していたのに対し、デスクトップでは仮想メモリをデフォルトのままで使っていることに、ようやく気が付きました。

で、仮想メモリの設定を「あり」にしてみると、ちゃんと休止状態から復帰することが確認できました。また、仮想メモリのサイズは小さくても良いようですし、またブートドライブの仮想メモリは「なし」で、ほかのドライブにさえ仮想メモリを設定していれば、休止状態から復帰しました。
が、別ディスクにだけ仮想メモリを設定するのは気持ち悪いので、ブートディスクに400MByteだけ仮想メモリを設定したじ状態で、しばらく運用してみたいと思います。

ちなみに、休止状態から復帰しない問題が発生していたとき、イベントログにKernel-Power ID=42 'システムがスリープ状態になります'というログが記録されていませんでした。このことから、おそらくは「休止状態から復帰しない」のではなく、「休止状態に完全に移行出来ていないので、復帰できなかった」というべきなのだろうと推測しています。

メインメモリ=8GByteも当たり前になりSSDもだいぶん普及してきたので、SSD延命のためにも「仮想メモリはなしに設定しよう」とする意見が散見されますが、そういう人たちはこの現象に遭遇していないのでしょうか?「仮想メモリなし」でも、Windows Updateなどの変化で休止状態が使えたり使えなかったりするようなので、私のように3台連続して「当たり」を引くのは、かなり運が悪いのかもしれません。
まあ、起動が結構速くなりましたので、私のように休止状態を使うほうが稀なんでしょうね。前日の作業状態のまま起動してくれると、非常に便利なのですが。

いずれにしても、これで解決してくれることを期待します。

2014年9月11日木曜日

Windows Updateに謎の赤い点が・・・

2014年9月9日に公開されたWindowsの定例アップデートで、一覧表示のチェックボックス右に小さな赤い謎の点が表示されています。



なんか気持ち悪いです。


  • LCDの不良(常時点灯・消灯)ではありません。ウィンドウを動かすとついてきます。
  • 赤い点が付いているアップデートと、そうでないアップデートがあります。
  • 再起動しても直りませんでした。
  • 別のPC(こちらもWindows 8.1)でも同じように赤い点が入っています。

というわけで、Microsoftが何らかの意味を込めて(?)、付けているのでしょうか。まるで、玄関に勝手に貼られるシール(目印)みたいで、あまり気持ちのいいものではないです。

小さな点の有る無しという意味では、XANADUシナリオ2を思い出しました。
光沢を表す点が1ドット少ないかどうかで、カルマの下がるブラックポーションと、そうでないブラックポーションがありましたなぁ。


2014年9月4日木曜日

無線LANが切れる。「制限あり」になる件

以前のPCではまったく問題がなかったのに、今回買ったdynabook R73では無線LANがすぐ切れるか、ほとんど使いものにならなかったです。
私の場合の解決方法は、ドライバをIntelのものからMicrosoftのものに変更することでした。



症状はこんな感じでした。

  • WiFiをONにすると、その直後の10秒程度だけ、ブラウザでページが表示できる。
  • PINGを打ってみると、10秒程度だけ反応があり、それ以降は応答なしになる。
  • 電波の強さは、棒4本~5本なので、弱いということはない。
  • 通信ができなくなったとき、タスクトレイのアイコンはそのまま(つながったように見える)のときもあれば、「!」マークが付いて「制限あり」になっていることも両方ある。
  • 制限ありになっても、ipconfigで見る限りではIPアドレスは正しくDHCPサーバから割り振られたままで、問題があるようには見えない。
  • タスクマネージャのWi-Fiのグラフは、通信ができる最初の10秒だけ振れて、あとは0に貼りついたまま。
  • いったん、Wi-FiをOFFにして、再度ONにすると、やはり10秒くらいだけ通信できる。
  • Windowsは8.1です(プリインストールなので、それ以外に試す方法がない)
  • 無線LANは、上の画像にあるように、Intel Dual Band Wireless-AC7260というものです。
  • 無線LANルータは、I/OデータWN-G300Rで、無線設定はデフォルトのままです。
  • PC側ドライバの詳細設定も、デフォルトのままです。
  • 別のノートPCでは、Windows7→8→8.1とアップデートしても、問題ありませんでした。ただし、Intelのモジュールではなく、Broadcomのものでした(たぶん)。
  • BluetoothモジュールをOFFにしても、改善されなかった。
  • Microsoftのドライバのバージョン番号は、Intelのものよりも古いけど、問題なく使える。
  • Windows Updateのせいで、知らないうちにIntelのドライバに置き換わっていることがあるので、つながらなくなったら再度確認している。

(2014/9/10追記)

しばらく使っていると、やはりいつの間にかIntelのドライバに置き換わっている。
が、無線LANは切れずに問題なくこのブログを書くことができている。
確かに以前は、「Intelのドライバ→無線LANが切れる」「Microsoftのドライバ→問題ない」だったはずなんですが・・・。

どうも、最近のWindowsは問題の発生条件に一貫性がなく、問題が出たり出なかったりする。たぶん、見ている<条件>とは違うところで<何か>に違いが発生しているのでしょうが。この無線LANの問題然り、休止状態からの復帰問題然り、謎のメモリリーク問題然り・・・。

というわけで、いまちゃんと動いているIntelのドライババージョンはこれです。



2014年8月23日土曜日

Windowsの回復環境の関する覚え書き

また、すぐに忘れてしまいそうなので、覚えているうちに順不同で記しておきたいと思います。
後日、頭の中が整理できたら、別エントリで総括したいと思います。

bcdeditとreagentcコマンド、および、DtoDのリカバリ環境に関して調べた結果です。

  • 回復パーティションは2種類ある。ひとつはWindowsRE環境で、システムのリフレッシュや復元時に使用されるもうひとつのWindows環境で、メインのWindowsが起動しない時にもこちらから起動される(ことがある)。
    もう一つは、PCメーカーが用意したリカバリイメージを含むパーティションで、たいていは数GByteのサイズで一番最後のパーティションであることが多い。
  • WindowsRE環境のパーティションは普通のNTFSだけれど、GPTのattributeで隠し属性になっているので、通常は見えない。diskpartでドライブレターを割り当てると、操作できるようになる。
  • WindowsREパーティションには、\Recovery\WindowsRE\というディレクトリがあり、この下に起動すべきWindowsREイメージ(ファイル名=WinRE.wim)が入っている。
  • \Recovery\WindowRE\ディレクトリにあるReAgent.xmlというファイルに、リカバリするための情報が書かれている。
    このファイルに書かれている情報としては、WindowsRE環境のある場所や、回復イメージのある場所などがあるが、それらの「場所」情報は、[ディスクID(GPT ID)]と[イメージが配置されているパーティションの先頭セクタ番号]の組み合わせで示されている。したがって、すべてのパーティション構造を保ったまま、別のHDDにクローンしてもそのままではリカバリは行えないということになる(リカバリイメージが見つからなくなるため)。
  • もしクローンしたときに、ディスクIDと、(もしパーティションサイズや位置に変更があれば)イメージのあるパーティション先頭セクタがずれてしまったら、それを直さなければならない。それを行うのが、ReAgentCコマンド。
    ReAgentC /setreimageを使うと、ReAgent.xmlファイル中のWinreLocationとImageLocationエントリを適切なものに設定してくれる。
    ReAgentC /setosimageを使うと、ReAgent.xmlファイル中のPBRImageLocationエントリを適切なものに設定してくれる。
    ReAgentC /enableを使うと、ReAgent.xmlファイル中のWinreBCDエントリと、BCDブート構成情報内のブートローダ構成({current}エントリにrecoverysequenceを設定し、そのrecoverysequenceの参照先に適切なWindowsREのブートローダ情報を設定してくれる。
    なお、これらのReAgentCコマンドによる設定内容は、bcdeditとdiskpartを駆使すれば手動でもできることだけど、面倒なのでReAgentCを使うと便利。
どうも、最後のReAgentCコマンドを使うあたりの調整処理は、TODO Backup 6.5.0.0を使ってHDDをクローン化したときはやってくれない感じっぽいです。

また、起動に関わる重要な情報を含むBCDも調整してくれません。そのせいで、TODO Backupでクローン化したあとは、0x80000225エラーでブートに失敗しているようです。
このとき、bootrecやbcdbootコマンドでとりあえずブートできるようには修正できますが、休止からの復帰に使うBCDブートエントリは直っていないことが多いです。こういうときは、手動でbcdeditを駆使して直します。

いまのところ、覚えているのはこんなところ。

2014年8月19日火曜日

dynabook R73購入

昨年末にLIFEBOOK WS2買ったばかりだというのに、今度はdynabook R73をポチってしまった。これが欲しくなって、夢の中にまで出てきてました・・・。

LIFEBOOKの失敗は、何と言っても「低電圧版CPUだったこと」です。Haswel世代になったので、そこそこサクサク動くと期待していたのだけれど、通常電圧版+SSDのサクサク動作に慣れてしまうと、ちょっとしたモタつきですら、ストレスに感じていました。
また、LIFEBOOKは21.1時間のバッテリー持続時間をウリにしていると思うのですが、実際の使用では10時間にも満たない感じでした。せめて半分の10~11時間はもって欲しかったので、この点でも残念感が強く残ってしまい、不満でした。

その点、dynabook R73はクアッドコアの通常電圧版Core i7だし、Full-HD画面に光学ドライブあり(→たぶんHDDマウンタで載せ替えると思う)なので、スペック的には申し分ないです。しかも、ThinkPadで慣れている「トラックポイント(通称、赤ポッチ)」はThinkPadだけと思っていたら、dynabookにも「アキュポイント」という同じようなものがあるじゃないですか!
バッテリー持続時間は、公称10.5時間と控え目ですが、測定方法がJEITA Ver.2.0になっていて、しかも低電圧版ではなく通常電圧版での値ですから、実際の稼動状態で7~8時間くらいはもってくれるのでは無いかと期待しています。

あと、指紋センサーがついていれば完璧なんですけど、これはまあ無くても我慢します。

唯一、気になるのが、LCDパネルの質ですね。
色の再現力とか細かいことはあまり気にしないのですが、グレア/ノングレアの違いは気になります。しかし、カタログにはそのどちらも書いていないんですね。
東芝の場合、「Clear SuperView液晶」という表現がカタログに出てくるのですが、これがグレア/ノングレアのどちらに該当するかどうかが不明。メーカーとしては、グレア液晶を好む一般ユーザーと、ノングレア液晶を好むビジネス&オタクユーザーの両方を取り込みたいので、そういう白黒ハッキリさせない表現を使っているのでしょうかね。
しかし、よくよくカタログを見てみると、モデルによって少しづつ表現が違いますね。

  • 高輝度・広視野角Clear SuperView液晶
  • 高輝度Clear SuperView IPS液晶
  • 高輝度Clear SuperView液晶
  • Clear SuperView液晶
  • 軽量・高輝度液晶
  • 広視野角液晶
R73では、このうちの「軽量・高輝度液晶」であって、Clear SuperViewの冠はついていない方です。これがどういうものなのかは店頭で確かめるのが一番良いのですが、残念ながらR73は近くの電気屋には置いていなくて、結局現物を見ないままフライングゲット(笑)です。あるブログでは、「ハーフグレア」と表現されているので、店頭にあるようなツルツルピカピカ液晶では無さそうなので、私的にはまあOKな範囲なのでしょう。また、2chでもR73の液晶はそんなに悪くない(ThinkPad T440pよりはよい)という評価もあるようなので、たぶん大丈夫だと信じています。

早く来ないかな。

Intel SSD故障?→保証期間につき交換してくれた

ありがたい話です。IntelのSSD(335シリーズ)が不調だったので、サポートに電話したら交換してくれました。3年保証の2年目だったのですが、保証期間が1年じゃなくて良かったです。

いま思えば、これが不調の前兆だったのかなぁ、と思います。

  • Windows使用中にときどき操作を受け付けなくなることがあった。
これがSSDの不調によるものかどうかを知る由もありませんが、次のような状況からSSDへのアクセスに問題が発生していたとしたら、有り得る話ではないかと思いました。

(状況)
  • あるアプリが急に操作を受け付けなくなる。その後、他のアプリもだんだん受け付けなくなってくる。
  • 新しいアプリを起動しようよしても開かない。
  • 開いているアプリを閉じようとしても、閉じないことが多い。
  • ウィンドウ自体は動かせる。ウィンドウ内の表示内容は保持されている。
  • そのうち、タスクマネージャーの表示が更新されなくなる。
  • そのうち、Windowsキーやエクスプローラも反応しなくなる。
  • マウスカーソルは動かせる。
  • ブルースクリーンにはならない。
  • 電源ボタンを短押ししても反応はなく、スリープ/休止状態にはならない。
  • 電源ボタンを長押しして、強制的に電源OFFにするしかない。
  • 再起動すれば、普通に立ち上がる。その後、chkdskしても問題は報告されない。
  • このような状況が発生するときは一日に続けて数回もおきるが、おきないときは何ヶ月も起きない。
都合のいい想像ですが、SSDへのアクセスが発生した時点でアプリ(というかプロセス)の単位でフリーズしているのではないだろうか?SSDへのアクセス、あるいは、SATAのリンクに何か異常が発生してリトライばかりで回復できない状況に陥っていると、後付けの理屈ですが、そんな風に思います。

このような状態でだましだまし使ってきましたが、当初はWindowsシステムの何らかの問題であって、SSDが原因とは考えていませんでした。しかし、SSDの故障が決定的になったのは、chkdskで大量のエラーが報告されるようになったこと、それからIntelのToolboxでテストにかけると「読み取りエラー」が報告されるようになったことです。

この「読み取りエラー」はやはり深刻なもののようで、Intelのサポートに電話をしたときにこの「読み取りエラー」のことを告げると、すぐに交換対応ということになりました。

実際のところ、多少失ったファイルはありますが、いずれもアプリケーション本体なので再インストールすれば済むものばかり。作成したファイルやソースコードに被害はなかったので、まだアクセスできるうちに別のSSDに移して、事なきを得ました。

余談ですが、SSDとシステムをコピーするとき、TODO Backup 6.5.0.0を使ったのですが、これはGPTパーティションを丸ごとコピーしてくれますが、なぜか起動環境は壊れてしまう(というか、不整合が出てしまう)。これはどうしてなんでしょうか?
調べてみると、BCDの内容が正しいパーティションを指していないです。ディスク構成やパーティション構成が同じであれば、BCDファイル自体をコピーするだけでうまくいきそうなのですが、かならずBCDを再調整しないといけないですね。もしかすると、BCDの中身には、パーティションへの相対的な位置を記録しているのではなく、ディスクのID(GPT ID)を含めた絶対的な位置を記録しているのでしょうかね。そうであれば、新しいSSDが異なるディスクIDを持っていると、確かにBCDが正しい起動パーティション/オプションを参照できなくなりますね。
いずれにしても、BCDにはだいぶん慣れましたので、bcdeditやbootrecを使って(多少手間ですが)簡単に直せるのでヨシとします。

だいぶん脱線しましたが、intelのサポートは丁寧でなかなか良かったです。今回はたまたま具合の悪い個体に当ってしまいましたが、工業製品に一定割合の不具合品が含まれてしまうことは仕方のない事なので、これからも価格がそれほど違わなければintelのSSDを選ぼうかと思いました。

2014年8月2日土曜日

富士通の「わけあり品」PCって・・・

正直なところ、個人的には「わけあり」だろうがなかろうが、安く買えるならどっちでも気にしないです・・・PCの購入に関しては。

しかし、どうも富士通さんの「わけあり品」という売り方に関しては、疑問を感じます。
  • 「わけあり品」を全面に打ち出す以外に、お買い得感を出す方法はなかったのかなぁ。
  • PC自体はデザインも含めてがんばってるなと感じる分、「わけあり」って言われると残念だなぁ
  • そんなにいつもいつも「わけあり品」があるって、どういうこと?
かくいう私も、「わけあり」でない方の富士通さんのPCを買ったわけですけど、なんか嫌な感じがずうっとしています。もうちょっといいところ、頑張ったところを前に出した広告にして欲しいものです。

なので(何が「なので」なのか・・・)、もうしばらくの間LIFEBOOKは使っていないです。
これは個人的な感覚ですが、やはり低電圧版CPU(「U」版)はいくら最新CPUのCore i5だといってもモッサリ感は否めないです。SSDに替えてもです。このちょっとした違いが我慢できず、いまだにThinkPad Edge E430を使い続けています。

ああ、もったいないことしてるなぁ・・・

2014年7月17日木曜日

[S]と[D]は隣同士なので・・・

キーボードで[S]と[D]は隣同士なので、この2つから一方を選択させるような操作はやめて欲しいです。

何のことか?と思われるでしょう。これはOpenOfficeでファイルを保存するときの保存確認ダイアログの話です。



こういうとき、私はアクセラレータキー(下線付きのSとかDとか表示されているやつ)を使って、キーボードで操作することが多々あるのですが、「保存(S)」と「破棄(D)」ではまったく真逆の動作なので、押し間違えると大変です。
まあ、押し間違える方が悪いと言われればそのとおりなのですが、できればこのような割り当ては避けるというのが、UXの向上につながるということなのではないでしょうか。


2014年7月11日金曜日

起動しなくなったWindows8(8.1)の件の続き

(2014/8/21追記)
下記に書いてあることは、うまくいく場合もあります(ありました)が、その後の経過を見ていると、当てはまらないことの方が多いように思います。
が、念のため、この書き込み自体は消さずに残しておきます。

2014年7月1日火曜日

またブラウザで指紋認証ができなくなった・・・

以前、「Google ChromeでAuthenTec TrueSuiteが動かなくなった」と書いた件、また発生しました。
今回も実際はChromeじゃなくて、Ironなんですが、このIronは自動的にアップデートされないので手動でアップデートするのですが、今回この手動アップデート後に現象が出るようになりました。しばらくアップデートをサボっていたので、Ver.27→Ver.35への大幅バージョンアップだったので、またまたJavaScriptに渡されるオブジェクトの型や内容が変わったのだろうと推測出来ました。

調べてみますと、今回はonMessageとonDisconnectに渡される引数の型に変更があったようなので、これに合うようにTrueSuiteの方のスクリプトを書き換えました(画像中の赤で囲んだ部分を追加)。


これで、ちゃんと指紋認証の確認ダイアログがでるようになりました。

2014年6月24日火曜日

ブートしなくなったWindows 8.1の復旧

最近、またThinkPad Edge E430を使い始めています。やはり、「U」版のCPUとはキビキビ感が違いますから。

そのE430ですが、なぜか起動しなくなりました。UEFI BIOS画面が出て、Windowsの旗が表示されたところで、すぐに電源が落ちてしまいます。玉がグルグル回るアニメーションが出る直前のことです。
見た目の症状としては、以前の「休止状態から復帰しない」と同じですが、今度はもっと重症です。以前は、再度電源を入れると「休止状態からの復帰」ではなく「コールドブート」で起動していたのですが、今回は何回やってもまったく起動しません。

このThinkPadはシステム用のSSDと、データ用のHDDのデュアルドライブで運用しているのですが、不思議なことにデータ用HDDを外すと起動するようになります。その後、そのHDDを再びつけても、ちゃんと起動できます。しかし、「何かの拍子」にまた起動しなくなってしまいます。その都度HDDを外したりつけたりしていましたが、あまりにも不便です(その後気づいたのですが、修復ディスクやWindows8インストールディスクから起動して、「Windows8(8.1)へ進む」とすることでも、起動できるようです)

試行錯誤していくうちに、その「何かの拍子」が何か分かりました。「高速スタートアップ」を有効にしてシャットダウンした場合と、休止状態にした場合です。その操作をしたあとは、Windows8.1が起動しなくなることに気づきました。一方、「再起動」と「SHIFTキーを押しながらシャットダウン(=完全シャットダウン)」のときは、ちゃんと起動できます。

これに気づいてgoogleって見ますと、皆さん同じ症状で困っているようですね。しかも、外付けUSB-HDDの内容が飛ぶとか、怖い話もあるではありませんか!
しかし、どのページを見ても「高速スタートアップは無効する」というような対処療法的な解決策しか載っていませんでした。確かに、SSDを使っていると高速スタートアップのご利益はあまり無さそうですが、高速スタートアップを無効にしたところで、休止状態から復帰できないことに変わりはないので、私としては全然問題解決になっていないです。

いろいろと調査&試行錯誤した結果、ようやく解決策を見つけました!
私のThinkPadの場合は、BCDストアを少しいじってやると直りましたので、紹介します。


  • 修正ポイントその1-bootmgrのあるボリュームが明示的に指定されていなかった

    もともとそうだったのか、何かのタイミング(怪しいのはWindows8.1 Updateのとき?)にそうなったのかは定かではありませんが、BCDストアの「Windows ブート マネージャ」に存在すべき(だと思う)deviceエントリがありませんでしたので、下記のように追加しました。

    Windows ブート マネージャー                                    
    --------------------------------                             
    identifier              {bootmgr}                            
    device                  partition=\Device\HarddiskVolume1    
    path                    \EFI\Microsoft\Boot\bootmgfw.efi     
    description             Windows Boot Manager                 
    locale                  ja-JP                                
    inherit                 {globalsettings}                     
    integrityservices       Enable                               
    default                 {current}                            
    resumeobject            {e47973bb-8254-11e3-9794-f7a2787aa3d1}
    displayorder            {current}                            
    toolsdisplayorder       {memdiag}                            
    timeout                 5                                    
    HarddiskVolumeのあとの数値は、PCによって異なる可能性が高いです。ここには、EFIパー ティションを指定します。
    正しく指定されているかを確認する方法の一つは、そのEFIパーティションにドライブレターを与える方法です。diskpartを起動して、EFIパーティションをselectしたら、assign LETTER=sなどのようにドライブレターを割り振ります。その後、bcdedit /set {bootmgr} device partition=\Device\HarddiskVolume? コマンドで適当な番号を設定した後、再度bcdedit /enum コマンドで確認した時に、device  partition=S:と表示されていたら正解です。

  • 修正ポイントその2-「休止状態からの再開」にあるinheritエントリを削除する

    これについては、こちらの情報を参考にしました。Windows Vista SP1での情報ですが、症状は似ています。Microsoftは、Vistaでの間違いをまたWindows8でも繰り返したのでしょうか?

    bcdedit /enum bootappコマンドなどで、ブートアプリケーション一覧を表示させて、「休止状態からの再開」に対するidentifier(GUID)を覚えておきます。
    そして、bcdedit /deletevalue {GUID} inheritコマンドを実行します。

このトラブル解析のおかげで、BCDに関する知識がだいぶん深まった気がします。
いままで気付かなかったのは、BCDは単に「エントリ=値」の関係を覚えているだけに過ぎないこと、いくつかの「エントリ」は起動すべき実行ファイルを指すなど重要な意味を持っているけれど、それ以外のエントリはブートするアプリに固有の情報でしかないこと、です。できれば、個々のエントリについてもう少し詳しい意味・解説が知りたいところですが、今はなんとかブートできるようになっただけで「おなかいっぱい」なので、後日調査することにします。


2014年5月27日火曜日

今更ながらムラーノ(PZ50)の乗り心地で感じたこと・・・

先日、ティアナに乗る機会があったのですが、ちょっとビックリしました。すごく静かだったんです。

ティアナは、そこそこの価格に抑えてありますが、いちおう「ラグジュアリーサルーン車」としての位置づけと理解していましたので、乗り心地はまずまずいいのだろうと思っていましたが、まさかムラーノよりもはるかに快適だとは思ってもみませんでした。

まず、アイドリングが静かでほとんどエンジン音が聞こえず、振動もわずかだったです。

それから一番驚いたのは、遅くてもある程度の速度を出していても、多少の段差であれば静かにタタンッと軽く踏み越えて、嫌な突き上げはなく、音や振動が社内で響いたり残ったりすることもなく、一発でスッと収めてくれます。それでいて、フワフワして乗り味ではなく、しっかりと路面を捉えている感じがあるのは私好みでした。

一方、ムラーノときたらどうでしょう。
検索するとムラーノは「多少の突き上げはあるけれど、ロールは少なく静かである」「段差越えも気にならない」というような評価が多いのですが、私の感想としては、

  • 段差を越えた後に残るダッダッダッという振動と音が酷い
  • アイドリング中もポコポコというようなこもった音が社内に響いていて、むしろ走っている時の方が静かと感じる
という感じで、この二点についてはティアナにボロ負けしていると思います。
「多少の突き上げ」に関しては私自身固めのセッテイングが好きなので、これまで「そんなもん」と思っていましたが、ティアナみたいなセッティングが可能ならそうしたいくらいです。車格も重量も違うので、それは物理的にムリなんだろうな。

あと、確かに走行中は高速走行であっても、ムラーノの方が静かだとは思います。高速走行時の安定性・直進性もムラーノに軍配でしょう。しかし、いかんせん上に書いた二点が悔しい!「すごく良い」と評価している人もいるようなので、これは個体差なのかなぁ。つまり、ハ・ズ・レを引いているということなのでしょうか。
でも、他の部分は気に入っているので、少なくともあと2年、10万kmは走りますよ。

2014年5月2日金曜日

マルチキャストパケットの受信方法

自分向けの備忘録なので、要点のみとします。


  1. ソケットを生成する
  2. IPADDR_ANY+任意のポート番号で、bindする
  3. setsockoptにIPPROTO_IP/IP_ADD_MEMBERSHIPを指定して、マルチキャストグループからのメッセージを受け取れるようにする。
  4. 必要に応じて、3を繰り返す。
  5. recvfromでパケットを受け取る
これで、あとはファイアウォールを正しく設定すれば受信できました。

が、上の手順3~4で複数のマルチキャストグループを指定した場合は、受け取ったパケットがどのグループ宛だったのかが分かりません。

今回は、複数のグループからのマルチキャストパケットのグループを区別して受け取りたかったので、検索した結果、次のような方法があることを知りました。
  1. ソケットを生成する。
  2. setsockoptにSOL_SOCKET/SO_REUSEADDRを指定して、一つのポートに複数のソケットをbindできるようにする
  3. IPADDR_ANY+任意のポート番号で、bindする
  4. setsockoptにIPPROTO_IP/IP_ADD_MEMBERSHIPを指定して、マルチキャストグループからのメッセージを受け取れるようにする。
  5. 必要に応じて1~4を繰り返し、グループ毎に別々のソケットを用意する。
  6. 個々のソケットでrecvfromなどで受信する
要点は、複数のソケットを用意することと、それらのソケットに同じポート番号をbindできるようにSO_REUSEADDRフラグをセットすることでした。

2014年4月9日水曜日

ネットワークドライブ上のファイルをゴミ箱に入れる方法

あまり美しくない方法ですが、Windowsでネットワークドライブ上のファイルを削除した時に、ゴミ箱に入れる方法を見つけました。そういうことを実現するフリーソフトを使うという手もありますが、今回はWindows標準の機能のみを使い、右クリック→削除のほか、DELETEキーでの操作にも対応できます。

(方法)
次の手順で、2つのディレクトリを作成します。

  1. 管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
  2. 適当なディレクトリに移動して、次の2つのコマンドを実行します。
  • mklink /D first_dir \\server\share-name
  • mklink /J target_dir first_dir

first_dirtarget_dirは任意の名前を指定してください。
また、\\server\share-nameはネットワークドライブのあるサーバー名と共有名を適宜入れてください。

この操作で、2つのディレクトリ(というか、一つはシンボリックリンクで、もう一つはジャンクション)ができます。2つ目のtarget_dirを経由して削除したファイルはゴミ箱に入ります。しかし、1つ目のfirst_dir以下から削除するとゴミ箱には入りません。

“ネットワークドライブ”というくらいですから、ディレクトリ上にマウントされたネットワークドライブではなく、固定のドライブ名を与えたいと思う人も多いでしょう。↑で作ったtarget_dirを更にsubstコマンドでドライブ名を与えることは可能(substを実行するときは管理者権限ではなく、一般ユーザで行ってください)ですが、そのドライブから削除した場合はゴミ箱に入ってくれなかったです・・・残念。

ちなみに、ここで使ったmklinkコマンドは、Windows Vista以降でのみ使用できます。

2014年3月27日木曜日

休止状態から復帰しない現象の続き

こちら(http://morizzos-buglife.blogspot.jp/2014/02/blog-post.html)に書いた「休止状態から復帰しない」現象は、現在も起きています。

少し前はなぜか直っていました。特に何か対策をしたわけではありませんでした。
しかしその後、また復帰しなくなってしまいました。この時も、何か変化があったわけではないと思うのですが。Windows Updateは手動でアップデートするように設定を変えていますから、勝手に何らかのアップデートがあったわけではありません。ですから、Windows Updateの前後で状況が変わったのであれば、気がつくはずです。

この問題は、イベントビューワにも何も残らないので調査のしようがないのですが、今回一つだけ進展がありました。

「システムの詳細設定」-->「起動と回復」にあるシステムエラー時の動作を「自動的に再起動しない」ように設定すると、勝手に電源が切れて再起動することはなくなり、起動時のロゴ(富士通のロゴ)のまま固まってしまうことが分かりました。

この設定が効いているということは、要はWindowsのブルースクリーン相当の問題が発生して、Windows自体が再起動をかけていた、ということになります。ただし、実際にはブルースクリーンが表示されるわけではないので、どのドライバ(モジュール)がエラーを起こしたかがまったくわかりません。また、ダンプファイルが残るわけでもないので、ことさらどうしようもないです。

2014年2月18日火曜日

休止状態から復帰しない

LIFEBOOK WS2/Mですが、休止状態から復帰しなくなりました。OSはWindows 8.1です。

「休止状態」「復帰しない」などのキーワードで検索するといろいろ見つかるのですが、私のところでの症状と一致するものは見つかりませんでした。その「症状」というのは・・・


  • 休止状態から電源ボタンを押すと、起動画面(富士通のロゴ)出たあと、電源が勝手に切れて復帰しない。
というものです。UEFI BIOSの初期化状態から抜けて、Windows8起動時のグルグル玉が回るアニメーションが出るかというタイミングで電源が切れていまいます。実際には、そのグルグル玉は見えないです。

その後、再度電源を入れるとちゃんと起動しますが、休止からの復帰ではなく、コールドブートです。休止前の状態は失われてしまっていました。

イベントビューワには、何のエラーも報告されていないので、どうやって調査したらよいかわかりませんでしたが、少なくとも最初の頃はちゃんと休止状態→復帰ができていたので、追加アプリ&ドライバのインストールか、Windows Updateのあとにおかしくなったのだと思います。

いろいろ試行錯誤の末、どの段階でこんな現象がでるようになったのかが分かりました。それは、
KB2912390(http://support.microsoft.com/kb/2912390)をインストールしたら発生することが分かりした。これをアンインストールすると、休止状態から復帰できるようになりました。

このKB2912390は、Direct2Dのセキュリティに関係したパッチのようですが、それがなぜ休止状態からの復帰に影響があるのかは不明です。どちらにしろ、このパッチはしばらくインストールしないでおこうと思います。

このパッチは、他のWindows8なPCにもインストールされていますが、そちらでは問題が起きていませんので、LIFEBOOK WS2/Mに固有の問題ではないかと思われます。おそらくBIOSレベルで何か問題を抱えているのではないかと推測しています。そうなると、富士通さんが問題に気づいて新しいBIOSをリリースしてくれるまでは、どうしようもないですね。


(2014年2月28日:追記)

同じ現象が、ThinkPad edge E430でも起きました。休止状態から再起動しようとすると、最初にWindowsの旗で出た直後くらいに電源が落ちます。その後再度電源ボタンを押すと、コールドブートしました。
KB2912390がインストールされていたので、アンインストールしました。すると、この現象は出なくなりました。

しかし、Direct2D関係のfixが、なぜ休止状態からの復帰の影響するのでしょうね?本当にナゾです。


(2014年3月3日:再度追記)

また、休止状態から復帰しないようになりました。電源を入れても、富士通のロゴのあと、すぐに電源が切れてしまいます。

コールドブートして、windows updateの履歴を見ても、↑で問題がある(と思っていた)KB2912390は入っておらず、アンインストールされたままです。これ以外にも、この問題を起こすパッチがあるのかもしれないと思い、windows updateの履歴から次々とアンインストールしてみました。すると、すべてのパッチをアンインストールしても休止状態から起動しません。やはり、PC固有(LIFEBOOK WS2/M)の問題なんでしょうか・・・

パッチを全部アンインストールした状態で使うわけにもいかないので、再度windows updateをかけてKB2912390を含む「重要」なアップデートをすべてインストールしました。すると・・・

休止状態の問題はなくなっていました。問題と思っていたKB2912390をインストールしていても、です。いったい、何だったんでしょうか?

いつも言っていることですが、「PCはダマシダマシ使うもの」なので、とりあえず動けばOKです。


(2014年3月10日:再々度追記)

またまた、休止状態から復帰しないようなってしまいました。
今度は、KB2912390をアンインストールしても、アップデート全部アンインストール→再度インストールしても、直らないです。本当に、いったい何なんでしょうか?ちょっと困りました。

2014年2月15日土曜日

LIFEBOOK WS2(SH90/M)のタッチパッド(クリックパッド)改善法

以前、LIFEBOOK WS2のタッチパッドの反応が悪いと書きましたが、こちらの情報を見つけて調整したところ、まずまずの感じになりました。要は、初期設定が良くなかったということのようです。

Synaptics ClickPadの調整のポイントは次の3点でした。

  1. クリックのためのタッピング操作を検知する範囲の設定
  2. タッピング時の圧力の感度
  3. ある操作から別の操作を検知し始めるまでのインターバル時間
まず、1のタッピング操作範囲の設定ですが、誤反応を恐れてか、初期状態ではタッピングをクリックと判定する範囲がかなり狭めに設定されていました。この範囲外でタッピングしても利かないことに気が付きませんでした。特に、2本指でのタッピングでは、大きな私の手では簡単に範囲から外れてしまいます。
2のタッピング時の圧力の感度についても、急いで操作するときは比較的軽くタッピングすることになるので、できるだけ弱い圧力でも検知するように調整しました。
最後のインターバル時間ですが、例えばスライド操作でカーソルをボタンの上に動かしたら、すぐにボタンを押したいですが、このインターバル時間が長く設定されていると、カーソル移動→(タッピングによる)クリックまでの操作に少し待ち時間を入れなくてはいけません。これを短く設定すれば、すばやく操作ができそうです。
以上の調整は、すべてSmartSenseというところで調整出来ました。「マウスのプロパティ」を開いて「設定」を押す。Synaptics ClickPadの設定画面が開いたら、SmartSenseを選択して、その右の歯車アイコンをクリックします。私の場合は、次のような感じにしました。

2014年2月13日木曜日

Google ChromeでAuthenTec TrueSuiteが動かなくなった

Google Chromeと書きましたが、実際に使っているのはIronの方です。同じChromium系ということで・・・。

処理速度やタッチパッドの操作性に不満がありながらもLIFEBOOK WS2/Mを使っているのですが、もう一つの不満があったのが指紋認証ソフトです。富士通のPCらしく、OmniPassというソフトがプリインストールされているのですが、まずこれがInternet Explorerにしか対応していない点がイマイチなところですね。それから、Webサイトのログイン認証で使う時ですが、ユーザIDとパスワードを覚えさせるのに、「どのテキストボックス」に「何を入れるか」をユーザIDとパスワードの両方についていちいち指定しなければならない。更に、入力後に「どのボタンを押すか?」も指定できるのだけれど、OmniPassがそのボタンを押してくれたことがない。とにかく、手間がかかるわりには、あまり楽になっていない気がします。

その点、AuthenTec TrueSuiteの方は、ユーザIDとパスワードを入力したと思われるWebサイトに来ると自動的にその内容を覚えてくれる(いちおう、覚えるかどうかの確認だけは出る)し、次回そのサイトに来ると、自動的にポップアップが出てきて指を通せば、必要な項目を入れてログインまでしてくれる。これは非常に使い勝手がいい。だからこそ、こんな書き込みをしたのです。OmniPassもこのくらい対応してくれて、Chromeにも対応してくれるといいのですがね。

話がだいぶんそれました。Ironをバージョンアップしたあたりから、TrueSuiteのログオン時ポップアップが出なくなってしまいました。しかし、自力で治せることが分かりましたので、紹介します。

Chromeの「拡張機能」タブを開いて、デベロッパモードに切り替えると、コンソールに次のようなエラーが確認されました。

websiteLogonBG.jsというJavaScriptの20行目でエラーが発生しているようです。更にそのソースを見てみると、
のようになっていて、port.tabの型が不明なので、idというメンバが見つからないということのようです。もしかすると、Chromeから渡される変数portの型が変わったのかも知れません。

そこで、ブレークポイントを設定してJavaScriptを止めて、変数portの中身を見てみました。型はPort型で以前とは変わっていないようですが、その中にtabというメンバが存在していません。その代わり、port.senderの中にtabというメンバが見つかりました。Port型の構造が変わったのでしょうか・・・。
とりあえず、問題のwebsiteLogonBG.jsスクリプト中のport.tabという部分を、すべてport.sender.tabに変更してみます。ChromeのExtensionは、ディレクトリ

  • %USERPROFILE%\AppData\Local\Chromium\User Data\Default\Extensions
にある(ただし、↑のはIronの場合)ということなので、その下を探してみるとありました。
そして、問題のJavaScriptを修正して、Ironを再起動すると・・

 直りました!


ログオンするサイトにいくと、True Suiteのポップアップが出るようになり、指紋を読ませるだけでログオンできるようになりました。

Chromeの拡張機能についての仕組みも少し勉強ができてよかったです。

2014年2月7日金曜日

ムラーノ、20万km突破

遂に20万kmの大台に乗りましたので、記念撮影です。


これまで、ドライブシャフトのブーツが破れるとかのマイナートラブルは多少ありましたが、致命的なトラブルはなかったです。次の車検が近づいていますが、もう1回車検を通してもう2年乗るつもりです。次々回の車検時には30万kmに到達しているでしょうか?ここまで来ると、どこまで走れるのか、もっともっと試してみたくもなります。

とはいえ、やはりこの燃費とハイオク仕様はキツイです。乗り換えも検討するのですが「コレだ!」と思えるような車がなかなかなくて。
でも最近は、ゴルフ7がなかなか良さそうな感じです。走行性能、乗り心地、装備どれをとっても評価はいいですしね。ただ、ゴルフ5/6のDSGトラブルの話はちょくちょくネットで見かけるので、そこだけがネックです。原因不明でいきなり走れなくなる状況というのは、ちょっと国産車であればあり得ないレベルだと考えています。車は趣味じゃなくて、完全に生活必需品(通勤手段)なので、壊れない(壊れにくい)ツールであることが第一条件になりますね。ゴルフ7でそういった不具合が解消されているなら、次々回の車検時にもう一度検討してみたいです。今から2年以上経てば、そういった不具合の情報が出揃うと思いますので。

2014年1月23日木曜日

UEFIブートについて調べてみました

Windows8を使っていると、ちょっとしたことでブートできなくなることがちょいちょいありましたので、この際UEFIブートについて調べてみました。結論としては、
やっぱりよく分からない
ということなのですが、分かったことだけでも備忘録として残しておこうかと思います。

事の始まりは、いまこれを書いているThinkpad Edge E430がUEFIブートではなく、BIOSブートになっていることです。せっかくだから、UEFIブートにしようと思って調べてみますと、再インストールしなくてもBIOSブートからUEFIブートに変更する方法があるそうではないですか!さっそく試してみたくなりました。

ここでやろうとしていることをまとめてみます。間違っている可能性も大ですが・・・。

  • 従来のMBRパーティションに、GPTパーティション情報を追加する。
  • EFIブートファイルを置くパーティションを作る。
  • EFIブート用のファイルを作成する。
  • BCDを正しく設定して、Windowsを起動できるようにする。
だいたい、以上のようなことをやっているようです。
  • 従来のMBRパーティションに、GPTパーティション情報を追加する。

    MBRとGPTは共存できるようです。
    MBRパーティション情報は、従来の方法でディスクのセクタ0に置かれている。一方、GPTパーティション情報はセクタ1以降に置かれている。
    gptgenというツールで、MBRパーティション情報からGPTパーティション情報を構築するようです。

  • EFIブートファイルを置くパーティションを作る。

    diskpartコマンドを使って操作します。UEFIブートでは、「EFIシステムパーティション」というパーティションタイプのパーティションから起動することになっているようです。
    パーティションタイプがこの特別なタイプですが、ファイルシステムとしては普通のFAT32です。つまり、UEFIファームウェアはFAT32を直接認識してファイル/ディレクトリにアクセスできるようになったようです。以前のMBRブートでは、単にセクタ0の内容を読んで所定のアドレスに飛ぶだけだったことを考えると、かなり柔軟性・拡張性が出たと思います。

  • EFIブート用のファイルを生成する。

    bcdbootコマンドを使うと、BIOS/UEFIブート用のファイルを作成できるようです。これにより、先に作ったEFIシステムパーティションに、EFIブート用のファイル(\EFI\Boot\bootx64.efi)を作成します。推測ですが、BIOSブートのときはMBR(セクタ0)の内容をメモリに読んで+1Eオフセットにジャンプしていたのに代わって、UEFIブートではこのファイル(ファイル自体は普通のexeと同じ形式?)を呼んでそれを実行することになった、と理解しています。
    先のdiskpartコマンドとこのbcdbootコマンドを使うために、Windows8の起動ディスクかシステム修復ディスクが必要となります。

  • BCDを正しく設定して、Windowsを起動できるようにする。

    先のbcdbootコマンドを使う段階でブートするWindowsの場所も教えますので、BCDの情報も適宜作成・更新されるようです。
BIOSブートからUEFIブートに変更する具体的な操作については、こちらをご覧ください。

こんな解釈で合っているのかなぁ。間違いがあれば、指摘していただけると幸いです。

で、結局良くわからなかったのは・・・
  • UEFIブートにすると、なぜブートが速くなる(と言われている)のか?
  • UEFIブートにすると、なぜセキュアなブート方法が実現できるのか?
という点です。
前者については、ThinkPad Edge E430ではBIOSブートでも十分速かったです。いわゆる「BIOS設定」画面に入るのに、電源ボタンを押してからキーボードを連打してようやく入れるくらいです。
後者については、結局はEFIシステムパーティションの内容を勝手に書き換えられたら、意図しない方法でブートされてしまうのでは?と思うのですが。もしかし、UEFIファームウェアと連携して、ダイジェストでも保存していて、ダイジェストが合わないブートファイルは読まないようになっているのでしょうかね。


2014年1月16日木曜日

備忘録:VMWare Playerを使用してドライバのカーネルモードデバッグ

自分に対する備忘録です。

VMWare Player上のゲストOSをデバッグターゲット(通称「生け贄」)とすることで、(物理的な)PC1台でカーネルモードデバッグができることが分かりました。これは便利です。


  1. VMWarePlayerを起動して、「仮想マシン設定」を開く。
  2. ハードウェアの「シリアルポート」の設定を次のようにする。
    名前付きパイプを使用するをチェックして、"\\.\pipe\com_1"と入力。
    この端末はサーバです」「接続先は仮想マシンです」を選んでおく。
  3. ホスト側OSでWinDbgを起動する。カーネルモードデバッグを起動して、pipeにチェック、パイプ名は上と同じものを入れる。reconnectにもチェックする。
基本的には、以上の設定で動きました。

しかし、上の2のところでシリアルポート自体がデバイス一覧に表示されていませんでした。そこで、次のようにしました。

仮想マシンの設定ファイル*.vmxをテキストエディタで開いて、下の方にあるserial0.presentという項目を探します。これが”FALSE”になっていれば、"TRUE"に変更します。
ついでに、serial0.fileType = "pipe"serial0.fileName = "\\.\pipe\com_1"というエントリも足しておきます。

2014年1月11日土曜日

不思議なVostro270s

昨年購入したVostro270sですが、USBメモリからのブートができなくて困っていました。

しかし先日、たまたまそのUSBメモリを挿したまま電源を切って、翌日電源を入れてみるとUSBメモリから起動していました。果たして、その差はいったい・・・

なんと、USBハブを介してつなぐとUSBメモリブートができる

ということだったようです。
これまでは、本体正面のUSBポートに直挿ししていてブートできていませんでした。

普通に考えれば正面に挿すと思うのですが、なぜ正面だと起動できないのでしょう。USBアナライザで起動時のログを調べて見たのですが、特におかしなところはなかったです。途中までは順調にUSBメモリを認識しているのですが、突然PCからアクセスしなくなります。
ただただ、不思議です。

2014年1月4日土曜日

LIFEBOOK WS2/M(SH90/MのWEBカスタマイズ版)のインプレッション

また悪い癖が出てしまい、ThinkPad Edge E430を持っているにもかかわらず、年末に富士通のLIFEBOOK WS2/M(SH90/MのWEB限定版)を買ってしまいましたので、そのインプレションなどを書いてみます。

このWS2/Mを選んだ理由は、

  • バッテリーの持ちがよさそうなこと
  • 13.3インチで理想的なサイズだったこと
  • WQHD(2560x1440)の高解像度液晶で、作業効率が上がりそうだったこと
  • 光学ドライブを内蔵していて、HDDへの換装もできそうだったこと
が挙げられます。
実際にちょっと使ってみた感想としては、
  • バッテリーは10時間も持ちそうもない。
    まだバッテリーでの本格稼働はさせていないけれど、減り方が早く感じられる。「電源プラン」を省電力にしてWEBブラウズや文書作成くらいであれば10時間くらいは持つのだろうけれど、やはり「省電力」設定では、個人的にはモッサリし過ぎです。Core i7-3612QM→Core i5-4200Uの移行では、ストレスを感じます。電源プランを「バランス」にすれば、まあまあのレベルになりますが、それでもやっぱり遅いと感じます。
  • 画面サイズと持った時のなじむ感じはなかなかよかったです。
    1.5Kg程度の重さも、最近のウルトラブックからするとかなり重い方ですが、ThinkPad E430が2.2Kgくらいあったことから考えると、全然軽いし、薄くて気に入っています。
  • WQHDのIGZO液晶はかなりいいですね。
    文字がかなり滑らかです。または、文字サイズを小さくしても文字が潰れないです。読めるかどうかは別ですが。Visual Studioなどの大きめのアプリを開いても、半分くらいはテストアプリの表示に残しておける感じです。
  • 光学ドライブは9.5mm厚なので、これまで使ってきたHDDマウンタキットSST-TS06Bが使えないです。
という感じです。ちなみにHDDは速攻でSSD(東芝HD5dシリーズ、7mm厚)に換装しています。メモリも2+2GByteを2+8GByteに変更しました。(DDR3Lが要求仕様のところ、気が付かずにDDR3の8Gを買ってしまいました。取り付けたところ問題なく動いているようで、Windowsのメモリテストもパスしました。消費電力は増えているのでしょうが・・・。)



初のウルトラブックということで、キーボードのストロークがかなり少ないことに少し戸惑いました。最初は打ちにくいと思いましたが、慣れればそうでもないです。セパレートキーボードでピッチも十分空いているので問題ありません。

それよりも、タッチパッドの方が問題です。2回タップ&ドラッグでウィンドウなどを動かそうとしても効かないことがよくあります。少しコツがあるようですが、それでもやりたいことがすぐに出来ないのはちょっとイラッとします。その点では、ThinkPad Edge E430のタッチパッドは非常によく出来ています(とはいえ、トラックポイント、通称「赤ポッチ」を常用するのであまり関係ないのですが)。

それから、指紋認証機能についてですが、Windowsのログオンに使えるのは当然としても、Google Chrome系ブラウザでのパスワード入力に使えないのは想定外でした。LIFEBOOKに付属のOmni Passというツールでは、IE以外のブラウザには対応していないようです。こちらも、ThinkPad Edge E430の、AuthenTecのTrue Suiteに軍配が上がります。

バッテリーの持ちが期待したほどではなさそうであることもさることながら、やはり動作のモッサリ感が一番残念です。そのあたりを少し調べてみました。
「省電力」設定では負荷をかけてもすぐにはturbo boostが効かず、負荷が少し続く状態(0.5秒くらいか?)になると、最高周波数である2.25GHzまで上がるようになっているからのようです。つまり、瞬時に終わるような処理が断続的に続くような状態では、CPU本来の性能を出しきれないのでしょう。
次の画像は、「省電力」で負荷をかけた場合のタスクマネージャの表示です。自作アプリ(マルチコア対応済み)を実行して、いきなり全コアをブン回します。
立ち上がりが若干緩いのがわかります。
一方、「バランス」で負荷をかけたのが次のものです。
クロックの立ち上がり急峻であることが分かります。
というわけで、「省電力」は使わず、基本的に「バランス」で運用することになりそうです。

それと、ちょっと気がついたのですが、上の画像でハンドル数がやたら多いことに気がつきました。そして、時間とともに増えていっています。どうやら、プロセスのどれかがハンドルリークを起こしているのではないでしょうか?
調べてみると、DoOPControl.exeというプロセスのハンドル数はやけに高いです。そして、時間とともに増えています。これのせいでしょう。調べてみると、DiMix関係のサービスのようです。LIFEBOOK WS2/Mにプリインストールされているものですが、特に使う予定はないので削除してもいいですかね。必要になった時、これだけ再インストールできるのでしょうか?とにかく、ハンドリリークを起こすようなサービスはお断りです。当面はサービスの再起動で対処しますが、修正版が提供されないようでしたら、そのうちに削除します。DiMixを開発しているDigiOnさんとは仕事で少し関わったことがありますので、ちょっと残念な気持ちです。

現時点での総評としては、このLIFEBOOK WS2/Mを買ったのは勇み足だったかな?という感触です。円相場が違うとはいえ、6万円台で買えたThinkPad Edge E430に対して、このLIFEBOOK WS2/Mは13万円台であり、省電力と謳われたHaswelなのである程度負荷をかけてもバッテリのもちがそこそこ良いものと期待していたのですが、結局は負荷をかけるとカタログスペックには遠く及ばない感じなので残念です。良かったのは、液晶画面の広さ&キレイさと、ウルトラブックならでは薄さとそこそこの軽さだけですかね。