2014年11月30日日曜日

Windowsのシステムイメージバックアップは信用できないので・・・

Paragon Backup & Recovery 2014 Freeを使うことにしました。

Windows 8が標準で持っているシステムイメージバックアップを初めて使った時は、「これはなかなかいい。しかもMicrosoft謹製だし安心だ」と思っていました。が、Windows8もいろいろとアップデートを重ねるとどうも挙動がおかしくなるようです。

あるデスクトップPCでは、バックアップはできるものの、リカバリーでエラーとなります。リカバリーの最初のステップで「このバックアップイメージは正常です。リカバリできます」のようなメッセージがでるものの、リカバリーを進めると最後の最後、プログレスが100%になる直前くらいでエラーとなり、システムのあるパーティションが未フォーマットのまま放置されます。かなり時間をかけて待ったあとなので、かなりイラッとします。

別のノートPCでは、バックアップそのものができません。バックアップの最初の方、システムパーティションのバックアップ段階でエラーが出て止まります。そのときのエラーコードはもう忘れてしまいましたが、そのエラーコードやイベントログを見て調べても、原因に辿りつけなかったです。

システムが不具合を起こしたときの最後の砦であるバックアップなのに、そのバックアップに信用ができないなんて、とても不安です。
最初のデスクトップ機ではリカバリーには失敗するものの、せめてもの救いとなっているのは、システムイメージは仮想ディスクとしてマウントできるのでファイルを取り出すことができること、またTODO Backupのようなツールを使用して、マウントした仮想ディスクを物理ディスクにクローンでき、(多少の調整を経て)元の起動状態に戻せることです。

さて、ディスクバックアップ&クローンで有名なフリーソフトといえばTODO Backupが良く知られ、実際しばらく使っていましたが、某国製であり、トロイの木馬と言われる妙な常駐サービスをインストールされることに辟易としていました。そこで目をつけたのが、Paragonです。

ただし、Paragonも使い方に少し気をつけなければならないようです。
起動すると、このような画面が表示されますが、
このとき、左上の「Backup to Virtual Disk」を選んで作成したバックアップイメージ(拡張子,pbf)は、起動ディスクから起動したLinuxのリカバリ環境からはリカバリできない、ということです。リカバリしようとして.pbfファイルを指定すると、不正なバックアップイメージと言われてリカバリできませんでした。
ただし、ブートディスクからの起動ではなく、Windows環境からのこのParagonソフト自体ではバックアップイメージを認識できるようですが、ブートできなくなった時に使いたいのですから、ちょっと意味がありません。

代わりに、画面左側2列目の「BACKUP&RECOVERY」「SWITCH TO FULL SCALE LAUNCHER」というのを選んでバックアップを行うと、先ほどとは違い、拡張子.pbeというバックアップイメージが作成されました。こちらだとCDやUSBからブートしたリカバリ環境からリカバリをうまくできました。

ちなみに、USBメモリのリカバリ環境は、このParagonをインストールしたフォルダにあるisoイメージの内容をそのままUSBメモリにコピーしただけのものです。このisoイメージは、

C:\Program Files\Paragon Software\Backup and Recovery 2014 Free\iso\bootcd_x64.iso

にありました。UEFIブートでは、EFIディレクトリ以下のディレクトリ構造すべてと、そのほかブートに必要なファイルをFAT32でフォーマットしたUSBメモリにコピーするだけでよいので、非常に楽ですね。MBRのようにマスターブートレコードにイメージを書き込む必要がないですから。

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