2011年11月16日水曜日

日本の好きなところ

先日コンビニで買い物をしたとき、うっかり飲み物を持って帰るのを忘れてしまったことがある。レジでお金を払った後、何も考えずにそこにある商品の入った袋を持って出る、というルーチンワークになっている人が多いと思うけど、そのとき店員がお茶を袋に入れてくれていなかったようだ。
これに気がついたものの後の祭り。高速道路上のコンビニだったので、気づいたときはもうSAから出ていたし、それに高速も出ていたのもう戻れない。損した!

数日後、同じコンビニに行ったとき、ダメもとで「先週買い物したときお茶を忘れたんですが・・・」と言ってみた。すると、お茶の商品名をきいた店員はそそくさとその商品を取りに行って、それを袋に入れてくれた。よかった、損をせずに済んだ。
でも一瞬思った。確かに持って帰るのを忘れた私が悪いんだけども、こういうときは「申し訳ありません。直ぐに代わりの商品を用意します」というお詫びがあるのが普通だと一瞬は思ったけど、ちょっと待てよ、中国はもちろん、アメリカやヨーロッパなんかでも「そんなの忘れる方が悪いんだ!知るかっ!」と突っぱねられて当然だよな。それを何も言わずに代わりの商品を用意してくれただけで、それはグローバルな目線で見たら非常にありがたいことなんじゃないか、と思った。
日本という国のそういうところが、好きだな~。

閑話休題。

週末に家族で温泉旅行に行こうと計画し、旅館も予約していた。しかし、子供が急に病気になって週末までに直りそうもないので、泣く泣くキャンセルすることに。旅館に電話すると、非常に事務的な感じで「3日前ですからキャンセル料が20%かかります」と言われてしまった。何もサービスを受けていないのにお金を取られるなんてクヤシーッ!!
確かに予約するときにはキャンセル料がかかることは承知している。それがルールだ。でもだからと言って、「キャンセルしたらキャンセル料がかかることはメールに書いてましたよね?」と後ろ盾を持って事務的な言われ方をされたら、やっぱり気分は良くない。当日や前日夜にキャンセルしたのなら料理の仕入れや空いた部屋の損失のことを考えるとキャンセル料も致し方ないと思いますが、まだ3日ある。他のお客さんが入る可能性も高いと思うんだけどな。
プランがなかなか良さそうだったので子供の体調が戻ったら今度こそ同じ旅館で・・・と思っていたけど、いくらこちらがキャンセル料が発生することを承知していたとはいえ、こういう対応ではどうも後味が悪くて、もうその旅館を使うことはないだろう。そういう意味ではこの対応は旅館としては良かったのかどうかと思うところ。
こういうところでちょっとした気遣いができるのが「旅館」というカテゴリに属する施設の暖かいところ
であり、そして日本的で好きなところだったのに、ちょっと残念だな~。

(それにしても、約10000円をただドブに捨てるのはイタイ・・・)

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