2011年8月16日火曜日

左右盲・・・

という言葉があるらしい。

どうやら「色盲」から派生した造語のようで、ATOKでは「さゆうもう」から1単語では変換されない。
「左右」の区別が分からないというのではなく、「みぎ」「ひだり」という言葉と実際の左右の対応がとっさに分からない・分かりにくいことを指すようだけれど、google先生で調べてみるとそういう経験を持つ人はかなりの数いるようだ。

そういう自分も30歳過ぎくらいまではそうだったような気がする。視力検査なんかでとっさに「右」と答えておきながら、実際には左のことで「左」と言い直したり、運転していて「次、右折して」といわれると、一瞬考えてからでないと曲がる方向を判断できなかったり。一瞬考えれば正しく判断できることだし、迷うのは「みぎ」「ひだり」という言葉と実際の方向との対応なので、言葉を介さなければ実生活においてたとえ一瞬でも迷うということはなく、そのことで悩んだことはなかったけれど、人によっては「自分はどこか頭がおかしいのではないか?」と悩む人もいるんだなぁ。

私の場合は、左利きが基本の左右利き(矯正経験あり)なので、そのあたりが原因の一つかな?と漠然と考えていたけれど、よくよく考えたらどうして上下は間違わないのに左右は間違えかけるのだろう?というのは不思議な気がする。人間の脳はいったい何をどう処理しているのだろうか。

その辺の仕組みが解明されたらおもしろいと思うけれど、もしかしたらこの左右盲も「高次脳機能障害」の端くれなのかも知れないと思うとちょっとコワイ。以前TVで見た例に「飛んでくるボールは上手に手で受けられるのに、目の前にボールを静止して差し出されるとどうしてもボールを取れない・ボールの場所を把握できない」というような脳障害もあるらしい。本当に、脳というのはいったいどうなっているのだろう?そして、私の脳は・・・。

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